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おうるさん、再々のレスありがとうございます。
状況がわかってきた気がしますが。
> 交戦状態だからといって防空識別圏に侵入したUnknownは全て撃墜していいということにはなりません。
大韓航空機撃墜事件がありましたが、ソ連側はいちおうMiG-23Pで警告射撃は
しているのですね。
その後、Su-15で撃墜と。
> 敵機を奪って逃亡してきた捕虜だったら?
これは、まずありえないと思います。
逃亡した捕虜が無事飛行基地にたどり着いて、偶然スタンバイしていた機体が
あって、操縦もできて、管制官の誘導なしに離陸できて、と。
> ベレンコ中尉亡命事件みたいなケースだったら?
これは、ありえた、ありえるワケですね。
> 軍使だったら?
これは事前に、無線か、第三国経由か何かで連絡しておくでしょう。
緑十字の一式陸攻みたいに。
> IFFや無線機が雷等で突然故障した味方機だったら?
> 第三国の機体だったら?
> 民間機だったら?
これもありえるわけで、似たようなケース(いや似てない?)
WW2のスイスやスウェーデンが対応に困っていましたね。
> いずれのケースでも接近して目視で確認しないと対応できません。
これが決定的な理由になるのでしょうね。
> 有視界外からの攻撃を前提とした早期警戒機+長距離AAMでは柔軟性が無さすぎます。仮に戦時下であっても、まず迎撃機が確認し、迎撃機が振り切られたり撃退された時に補助的にミサイルを撃つぐらいの運用しかできないでしょうが、フェニックスミサイルの射程距離は最大140kmにもなりますが通常交戦距離は20〜70kmです。早期警戒機を戦闘機による迎撃を突破してみせた敵機にそこまで接近させるリスクを考えると、戦闘機よりもよほど高価で貴重な機体であえてやる必要が本当にあるのか少々疑問です。
すると、フェニックスミサイルが有意義に活用できる場合というのは、かなり
限定的なわけで、F-14が退役してしまった理由にもなるのでしょうか。
> また、早期警戒機は任務の性質上長時間滞空しなければなりません。
> そして長距離AAMの重量は1発当たり500kg近くあります。パイロンの重量も考えると4発積んだら2t、6発積んだら3t、8発積んだら4tもの重量になります(そしてさらにそこに火器管制システム&ミサイル用レーダーの重量が加わります)。
> その重量を増やした分、搭載燃料を減らさなければなりませんから、滞空時間は減少します(空気抵抗も増えますしね)。燃料2tはE-767の推定搭載燃料の5%ぐらいに相当します。
> 長距離AAM運用任務を付加されたとすれば、レーダー運用に適した空域で滞空するだけでなく、ミサイル発射に適した射点に移動したり射点から退避したりする必要も生じるので、燃料の消費量はさらに増加します。
長距離AAMなら発見、発射してすぐ離脱するだけなので、あまり機体の運動性は問題ないかも、と思います。
> 正直言って、無駄が増えるだけでメリットが少ないと思います。
留保はつけたいけど、賛成、になりますか。
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