堺大浜飛行場(日本航空輸送研究所)

投稿者:くろねこ 投稿日:2000/12/14(Thu) 21:28:31

 日本航空輸送研究所(所長・井上長一)の拠点飛行場。大正10年9月当時、井上は月星自動車商会という大阪のタクシー会社の経営者であったが、かつて操縦を学んだ伊藤音次郎の名義を借り、航空事業に進出を図った。同研究所は大正11年(1922年)6月4日に開場し、大浜海岸の南新公園地に160坪の格納庫を保有していた。
 
 日本航空輸送研究所は大正12年(1922年)11月12日、わが国最初の定期航空開航式を催し、同15日わが国初の定期航空輸送(堺大浜−徳島/貨物輸送)を実施した。以後、同研究所は大浜−高松間、大浜−高松−徳島間の定期航空を行った。

 大正14年(1924年)3月13日、折からの暴風雨により、日本航空輸送研究所は甚大な損害を受けた。格納庫2棟と修理工場、物置などの施設が事務所1棟を残し全部倒壊し、飛行機14機その他装備品を一挙に失った。

 その後、同研究所は復興を図り、昭和3年(1928年)6月1日からわが国初の旅客輸送(堺−高松−今治−大分間)を開始した。そして翌年には日本航空輸送の運航開始に伴い、昭和4年3月30日を以て堺大浜を定期航空の拠点とすることを廃止し、かつて日本航空(川西)の拠点であった木津川尻に移転し、支線の高松/松山線を受け持つことになった。以後、堺大浜は整備工場および乗員養成所とされた。 

大正11年に堺市大浜に民間機の水上飛行場が造られたそうです
(出典:「実記百年の大阪」読売新聞大阪本社社会部著、明興社)
by アリエフさんの報告

[164] 続き 投稿者:SHAF 投稿日:2001/12/02(Sun) 16:23:44

続きです。
3.大阪の大浜水上飛行場
 URLがあります。
 http://www.for-you.co.jp/igaishi/igai-12.html

以上です。