（質問者）以前読んだ資料で、「高度が一定以上（詳しくは失念）になったらかける」というものがあったと記憶しているのですが、コレが本当なら、その理由もお願いします。

風防が壊れたときに気圧が一気に下がって目が飛び出してしまう事故を防ぐためか、破片等から目を守るためでは？

視界確保のため滑走路直前までは普通キャノピーを開けて地上走行(タキシング)します。この時に土埃が目に入らないようゴーグルをかける必要があります。ＷＷ２当時の飛行場は無舗装のところも多く、プロペラ機の離陸に土埃は付き物ですから(ささき)

密封式と言っても与圧コクピットでも無い限り操縦席内の気圧や気温は外気と同じです。また、雲の上はお日様カンカン照りですからサングラスの様なものも入ります。それに下の様に地上のタキシングではプロペラ後流で砂埃もあります。また被弾時には風防の破片が顔に当たる場合もあるし、破れた風防からは容赦なく風が入って来ます。だもんで、眼球保護の点でゴーグルは必須と思います。

（追記）例えるなら、エベレスト山の山頂を目指す登山家がゴーグル無しで登頂するみたいなもんです。

（ゴメン）下で「密封式」->「密閉式」の間違い。ちなみにＷＷ２の殆どの軍用機のコクピットは「密閉」なんてされていないです。（当時は完全与圧（又は気密）式のコクピットってかなり珍しいです、単座戦闘機となると特に･･）

坂井さんは「対戦闘機戦の場合は視界を広く保つためにはずし、対爆撃機戦の場合は破片をよけるためにかける」そうで。で、ガダル上空ではグラマンとアベンジャーを間違えたおかげでゴーグルをあげていて運命の弾丸がゴーグルで滑った、と。