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125 三菱陸上哨戒機「大洋」は本庄氏の新規の安定性理論によって高い翼面荷重の主翼で重心位置を後退させて、大面積でアームの長い水平安定板を装備したと聞きます。どのような効用があったのでしょうか?

  1. 実は「大洋」という飛行機がどんなものなのか知らないので的外れかも知れませんが、同じ本庄氏が作った1式陸攻の場合は、重心を通常より「前に」置いて静安定は大面積の水平尾翼で補う、といった手法が使われていたと思います。これの効用は簡単に言えば舵の効きが良くなることで、実際1式陸攻は機体サイズからは考えられないくらいの運動性を誇ったと言います。ただこれのデメリットは重心が前過ぎる為に、着陸時にブレーキをかけた途端に逆立ちしやすい事で、着陸時にはパイロット以外は後ろに一斉にダッシュだったとか。



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