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289 出典は忘れてしまいましたが、零戦21型と52型が一緒に出撃した場合、21型の方が生還率が高かった、という話を読んだことがあります。本当でしょうか。本当ならば21→52は改悪だった訳ですが、ならばどう改良すれば良かったのでしょうか。

  1. 硫黄島での邀撃戦について坂井三郎氏が書いた話だと思います。これは一般的にそうだったという訳ではなく、ある一回の空戦でそうだったという事ですから、たまたまだったのかもしれません。個人的には、21型→52型への改良は必然だったと思います。ただしパイ自体の大きさはほとんど変わっていない中での「改良」ですから、結局問題は零戦の限界性という事になってしまうと思います。また硫黄島での例ではベテランは52型の方を取った訳ですから、それなりの理由があったのでしょう(EOS)


  2. この話、「零戦燃ゆ」にもありましたね。で、理由はというと、まずベテランパイロットが21型のつもりで乗ってしまったこと、ようするに52型に慣れていなかった事があげられます。たぶん機種転換訓練さえまともにやってればこんな事にはならなかったのでしょう。私もEOSさんが


  3. (続き)述べられているように必然だったと思います。P-kun


  4. ↑えーと何が必然だったのかというと21型→52型の改良の事です。入れるの忘れてしまいました。申し訳ない。


  5. これは搭乗員の回想に基づく話なのですが、事実では無い、と考えられます。21/52半々の混成19年初頭に装備を供給された航空隊(即ちマリアナ沖の一航艦)に多いのですが、どう見ても残存機は52型が多いです(サイパンの262空残存機に注目)。そういう結果だった出撃も一度はあった程度のことだと考えています。BUN


  6. 上の質問内容を補足すると「ベテラン搭乗員は52型で、新米搭乗員は21型で出撃して、新米の21型の方が生還率が高かった」って話だったと思いますが、会敵した後は散り散りになって逃げ回るだけの新米に対して、敵機に積極的に空中戦を挑んだ52型のベテランとでは、仮にホントに生還率が21型の方が高かったとしても52型より善戦したとは言い難いのでは?


  7. 話はそれますが、ベテランが52型を取った理由は21型が全て中島製だったのに対し52型が三菱製だったからではないでしょうか?坂井三郎氏の回想にもそうした三菱機好みのを述べた部分があります。BUN


  8. 21型と52型の性能差は、三菱製か中島製の差より小さかったという事でしょうか?


  9. いえ、性能差ではなくて、坂井三郎氏の回想によると中島製は外板がベコベコだったりして仕上げが悪く混在していた場合は外板がピシッとしている三菱製を選んだとのことです。ただ21と52の性能差が顕著にあって運用にひびくようなら混成での配備はなされないでしょう。「ちょっと早い、ちょっと重くて、音がうるさいのが新型」といった認識だったのではないでしょうか。BUN



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