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325 ふと、気ずいたのですが、双発以上の爆撃機は液冷エンジンの機体がありませんが、空冷の方が有利なのでしょうか?

  1. ランカスター他の機体がありますので、再考願います。


  2. ユンカースGー38はどうみても液冷だよね?


  3. 双発以上となると、どう考えても水冷のエンジンが多いですね。そもそも航空機用エンジンは水冷の方が主流なんだから当たり前でもあります。


  4. 独英は液冷が多いですが日米は空冷が多いですよね。被弾に強い空冷の方が爆撃機に向いているのでは。


  5. 1.大出力化が空冷の方がしやすい。2.単発の場合に比べ正面面積の影響が少なくなる。でも液冷装備なんていくらでもあるよね。


  6. 大型爆撃機では、そんなに最大速度って重要ではないでしょうから、整備性や耐久性が高く、重量でも有利な空冷の方が、総合的には有利だとは思います/SUDO


  7. 高効率、という視点ではDOHC可能(DB600系等)の水冷エンジンの方がOHV止まりの空冷より優位にあるのは明らかなような気もしますが。如何?


  8. 航空エンジンは高ブーストで使用するのでバルブ開口面積の大きなDOHCが有利に見えるわけですが、12気筒48バルブは18気筒36バルブに比べ部品は多いしボアが大きくて燃焼がつらい、シャフトが長くて震動もでそう、、ってちょっとつかいづらそう。


  9. 高回転、大吸気量、小ボアで点火栓を中心に置きたいときにDOHCの利点が光るけど、航空機は排気量に余裕をもってさらに高ブーストでピストン速度限界よりかなり遅い回転で回すのが燃費を考えたうえで効率的なんじゃないかな?


  10. (↑DOHCは高効率)吸排気効率ならバルブ有効面積や吸排気管により決まるものでバルブ駆動方式とは無関係です(熱効率なら全く無関係です)。低回転ならロッカーアームでバルブ配置・燃焼室形状は自由にできます。DOHCのメリットは高回転が可能なことですから,せいぜい3000rpmの航空エンジンでは必要なく,重くて複雑な分不利でしょう。航空エンジンはOHVでも十分だと思います。


  11. いや、ピストンスピードを限界まで上げたり、バルブの跳ね返りをおさえるためにバネを強くしたりすると、フリクションが加速度的に増大して回転速度上昇による馬力増大がアタマ打ちになる。


  12. ↑3000rpmって高回転ですかね?、このレベルだったら、フリクション低減による利益よりも高さが増えることのマイナスの方が大きいと思いますが・・・・/SUDO


  13. 3000rpmはハ45の場合、23.6m/secのピストンスピードなので、ほぼトライポロジーにおける限界です。


  14. そうか、ストローク量等のサイズ問題が有りましたね、納得/SUDO


  15. DOHCの摩擦損失が小さいと仮定しても(SOHCよりは大きいと思いますが)熱効率に有意差は生じないでしょう。149番にあるように摩擦損失は熱勘定で5%程度です。動弁系による分が1%とすると,動弁系の摩擦を1割減らしても損失低減は熱勘定で0.1%。したがって熱効率向上は0.1%に過ぎません(例:29.6%→29.7%)。


  16. すんません、前提の認識がなんか?ですが・・・。第二次大戦中に量産機に搭載されたエンジンでDOHCなのはソ連・ミクリンのAM−35系しかないんですが・・・(^^;;;;; ドイツ、イギリス、アメリカの液冷エンジンはすべてSOHCのマルチバルブ(気筒あたり3〜4弁)ですよ〜。んで、航空エンジンは低回転エンジンなので、バルブ、プッシュロッド、ロッカーアームにかかる負荷はさほどではありませんので(ピストンは別です)、OHCのOHVに対するメリットはさほどでもないと思います。(胃袋3分の1)


  17. ナイロン入りゴム製カムシャフトベルトが開発されてないときに、チェーン方式やギア方式で動力軸からカム軸に回転を伝達する機構は重すぎたし、工作が面倒、、のだと思う。


  18. DB605は4バルブじゃなかったでしたか?SOHC4バルブなのかな?


  19. ↑DB601ベースのアツタやハ40はSOHCの4バルブでしたから、DB605もそのままだと思います/SUDO


  20. だとしたら何故の4バルブなのでしょう?高回転を狙っていないとすれば・・・。


  21. 同じバルブ開口面積ならば、大きな2バルブより、小さな4バルブのほうがリフトが小さく、ヘッド周辺をコンパクトにできるのではないかと考えられます。またヘッド頂部に点火栓をもうけるのにも便利


  22. 駆動方式と弁数については「参考資料」コーナーの「航空機搭載エンジン一覧」にありますから、見てください。ただし、まだ、日、米、独しかありませんが・・・(^^;;;;; なお、弁数を増やす意味は、弁の面積が大きくなり、より短時間に給排気ができるようになり給排気効率が向上するからですね(^o^)(胃袋3分の1)


  23. ガソリンエンジンは火炎伝播距離が長くなると混合気の自己着火(デトネーション)が起きて壊れます(これがボアを大きく出来ず,排気量=出力が制限される理由です)。航空エンジンはボアが大きいため点火プラグは極力中心に配置したいはずで,これもマルチバルブが多い理由の一つでしょうね。2バルブの場合は伝播距離短縮のためにツインプラグにする必要があるでしょう。特に直列エンジンは気筒数が少なくボアが限界に近いはずですから。
    isi


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