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327 艦船への攻撃時に機銃掃射をするBー25は有名ですが、日本の99艦爆、彗星、銀河は少数装備ながら爆撃のさい銃撃してたのでしょうか?

  1. 日本の大型艦艇の多くが、艦橋近辺に近接防御機銃を備えていました、これは艦橋への機銃掃射への対策だったそうです>「開戦前」です。あくまでも状況証拠でしか無いのですが、この事例から考えると(当時は戦訓が無い以上、自軍航空隊の運用が参考になってると思います)、機銃掃射は可能だったら行った可能性は高いと思います>ただ、あくまでも爆撃なり雷撃なりが主で有ったと思う/SUDO


  2. 急降下爆撃の引き起こし高度を考えると機銃の射程外であることが理解できます。Gのかかる引き起こし動作中に射撃はできません。緩降下爆撃も同様ですが、後期の神風機は射撃しつつ体当たりする戦法を採用しています。雷撃機の離脱時にも米機は射撃しているようですが、日本機の場合雷撃の達成感に浸り感無量のようで射撃したという回想はあまり読めません。BUN


  3. 米軍はガンカメラの映像が残っているのでブローニングM2機銃の強烈な掃射シーンが印象深いのですが、対して日本機でも搭乗員の手記や米軍側の証言なんかでも銃撃をした(受けた)との記録は見受けられます(ただ火力が弱いので戦果的にも目立たないのから、やってない様に思われるのかも)


  4. 空母雷撃隊(出版社不明)では97艦攻で雷撃後、艦橋に対して射撃を行ったとの記述あり。


  5. 豊田譲氏の「マレー沖海戦」で、一式陸攻から英艦に銃撃を行うシーンがあったような気が・・・。でも小説だし、資料性はないかも・・・。


  6. 中攻の後部銃手は射角に入れば撃つのが自然な気がしますね。あと日本軍機では戦闘機は銃撃を試みることが多かったようです。(米軍も積極的でしたが)BUN


  7. まず区別しましょう。99艦爆etcは「急降下爆撃」でB-25は緩降下あるいは水平あるいはスキップです。急降下爆撃機による銃撃は米軍も行っていません。


  8. でもそう言えば、急降下爆撃機はほとんどの機体に前方固定機銃が搭載されていますよね。それに比べて雷撃機は搭載率が低いか、搭載していても急降下爆撃機ほど強力でないものが多いような気がします。これらの機銃の目的は艦船の掃射なのでしょうか?それとも空戦?(すいません、便乗質問になってしまいました)


  9. 急降下爆撃機は戦闘機の補助として投弾後は空戦を行う事も求められているので前方装備の機銃を装備しています。


  10. 下で急降下爆撃機での銃撃は米軍でも行って無い・・・って書き込みがありますがヘルダイバーが水平にフライパスして艦橋を銃撃して行く証言が戦記本にはあるんですが?(プラモのパッケージでもありますね)


  11. 真珠湾攻撃の記録を見ると、急降下爆撃機での機銃弾の消耗は結構有りますね、大半は「ついでに」地上銃撃をしたモノですが、回想には、低空で離脱するついでに針路上に有った適当な目標を銃撃したりしてるようです、↑なおヘルダイバーが水平フライパスしたってことは、その艦艇に対して「急降下爆撃」はしてないってコトでは?/SUDO


  12. 重ねて書きますが、急降下爆撃中の銃撃は不可能です。それ以外の機動を伴う銃撃はレイテ他、沢山の例があります。また比較的大口径の機銃を搭載した戦闘機の銃撃は小型艦艇を沈没させるだけのダメージを与えることもありました。ただ、質問の通り99艦爆、銀河等の銃撃例は少ないということです。BUN


  13. そうですね、語弊があるといけないので、あくまで「急降下爆撃中の銃撃は不可能」ですね、投弾後にどうするかは状況次第でしょう。(この点、米軍機より日本機の方が銃撃する余裕なんて少ないですね)


  14. まとまりかけた処で済みませんが,「空母艦爆隊」(山川新作,光人社)によると99艦爆で急降下爆撃中に高度2000〜3000mで銃撃を始め,きれいに当たるようです(降下角60度なので低伸するのでしょう)。また避退中は艦船・地上目標に積極的に銃撃を行い,固定銃で射撃後目標を飛び越えてから後部銃座で射撃もしています(真珠湾攻撃時)。ただし爆撃直後(引き起こし後)は速度が落ちており,このときに反転銃撃することは厳禁されていたそうです(著者は違反して被弾しています)。


  15. 3000mからの照準をつける照準器は無いので心意気として「当たった」のではないでしょうか。


  16. 97式7.7mm曳光弾のカタログ性能は燃焼距離100mだから「当たった」かどうか判断できないと思います。もし当たっても7.7mmで3,000mだと俯角60度でもかなり弾速が落ちていて、あまり威力はなさそうに思えます(ささき)


  17. 99艦爆は降下角90度の筈です(60度ってのは解せないのですが)、それで初期のベテラン・ペアならば多少は規定にない行動も出来るのかもしれません(特に緒戦は勝ち戦で余裕がありますから)、中期以降で新米ペアが多くなると、やはり無理になってくるのでは?


  18. 特に真珠湾の時は5航戦を除き(それでも大戦中期以降の搭乗員よりは遙かにマシ)ベテラン揃いですし、真珠湾はまだ米艦隊の激しい対空砲火の洗礼を受ける前ですから可能だったのかも?(中期以降はでベテランでも回避機動で射撃所では無いのでは?)、その本って中期以降の艦爆隊の状況って書いてありませんか?


  19. 急降下爆撃の降下角度が90度とは信じられません。60度でも常識をはずれているように思えます。引き起こせないのでは?


  20. (下のささきさん)直上からの撃ち下ろしだったら弾丸が引力に引かれますから、そんなに威力は落ちないのでは?(昔、市街地で祝砲代わりに真上に自動小銃を乱射したら、その弾丸が地上に落下してきて死傷者が出た例がどっかの政情不安国でありましたから)


  21. 先の本を読み直したところ「急降下で固定目標の時は,高度3000mから射撃開始」と決められていたそうです。敵の対空砲火が激しいと曳航弾の軌跡は分からなかったそうです。ないと目標へ吸い込まれていくそうですが,弾着自体は分からないでしょう。しかし投下高度450m近辺なら船舶へ当てるのは難しくないと思います。実効より牽制を意図したものだと思いますが。照準器は爆撃・銃撃とも兼用のようです。


  22. 基本の投下手順は追い風を受けて5000mから急降下開始,降下角は60度,3000〜2000mで射撃開始(しないこともある),投弾高度は450m,引き起こし荷重は6〜6.5Gだそうです。この条件だと速度300ktsとすると2.7G(重力分は除く)以上の引き起こしなら海面にぶつかりません。降下中の目標変更などで降下角が垂直近くなる場合もあるようです。


  23. 著者は99艦爆を駆り,開戦当初加賀で真珠湾攻撃,後隼鷹でホーネット攻撃などに参加,その後陸上基地(松山,国分,フィリピンなど)で彗星を操縦しています。末期(彗星の頃)には敵が優勢で機銃を使う機会はなかったようです。余談ながら,この著者の観察眼は非常に鋭く(坂井三郎氏以上だと思う)私の読んだ戦記物ではベストです。ご一読をおすすめします(光人社NF文庫)。


  24. でもなあ、90度降下っっていうのは心理的な思い込みではないかなあ。照準の条件が変わってしまうようにも思えるし、そもそも九九艦爆は背面からでもダイブしない限り、降下角が浅くなることはあっても深くなることは無いような気もするのですが如何でしょう?


  25. (追加)真珠湾で戦艦メリーランド爆撃時の銃撃要領を要約します。「(高度3000m)戦艦の形がぐんぐん大きく迫り対空砲火で機はあおられる。目標艦の機銃台を照準器に入れ掃射。最初の曳航弾は目標をそれたが,修正しながら射撃を続ける。その頃は照準器に入るのは敵弾ばかりで,照準器の中に大きく迫ると機側をかすめていく。猛烈な黒煙で自機の曳光弾の行方は皆目分からない。(高度2000m)」(高度3000→2000mの所要時間は300ktsなら7.5秒です)


  26. ↑↑完全に90度の降下はしていないです。「70度から目標を変更しさらに深くなった」なので,80度前後ではないでしょうか?照準線と弾着位置の補正はパイロットの経験で行うようなので,角度が深い方が後落が小さく楽だと思います。機体の特性は私は知りませんが,降下中の照準調整が必要な以上,下げ舵は効くのではないでしょうか?固定脚もダイブブレーキも頭下げに働きそうですが。


  27. ↑(弾速について)鉄板一枚で防げる程度という意味だったのですが、生身の人間に対する殺傷力は残しているでしょう。「牽制のため」という意見に賛成です。装甲で守られた高射砲はともかく、生身を晒して高射機銃を撃っている兵員は少なからずビビるはずですから(ささき)


  28. 丸メカニックの「九九艦爆の急降下爆撃法」(著 元海軍少佐 高橋 定)によると、開戦当初は効果角は60度か70度で投下高度は600m、米艦隊相手だと戦闘機の妨害が激しく(たぶん中期以降をさす筈)降下角45度で投弾高度300m以下となり抵抗板(ダイブブレーキ)を使用しない者が多かったようだ・・・・と記述しています。


  29. 戦闘機の妨害とは、それにより十分な攻撃高度がとれなくなった、ということを意味するのですか?


  30. 目標上空に達する前に敵戦闘機の迎撃で撃墜される事が多くなった・・・との意味だと思います。


  31. (追記)戦闘機の攻撃を回避しながら進む為、初期の頃のように堂々と編隊を組んだまま満足のいく投弾ポジションに到達出来ず、バラバラの高度と降下角で突っ込むしかなかったように書いてあります。


  32. と、いうことは、珊瑚海以降の激しい迎撃を受けながらの攻撃では比較的低高度で浅い降下角の爆撃を実施することが多かった、ということでしょうか?


  33. そう言い切れるのかまでは読めません。ただ中期以降、米艦隊の防空能力が飛躍的に強化されるにつれ訓練教本通りの爆撃が出来なくなった・・・との意味で捉えています。



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