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455 一式陸攻43?型の翼タンクの四塩化炭素防弾とはどのような原理なのでしょうか?

ツチノコ

  1. 世界の傑作機だと24丁型に四塩化炭素の液層を翼内II番タンクに設けたと有りますね
    液体なんですな、消火液でしょうか?

    SUDO

  2.  液体消化器の消化液です。ただし常温では気体なのでボンベに圧縮充填されます。
     ただし、オゾン層は破壊するわ肝硬変は誘発するわで現在は使用禁止。
    Schump

  3. ↑すまん嘘書いた。常温では液体で、揮発性が高いんだそうな(表の噴射剤の欄をみてしまった)。それに使用は禁止でなく、「化学火災等を除き制限」であるらしい。ただしオゾン層の問題で製造禁止「予定」。
    Schump

  4. 四塩化炭素防弾という代物の存在を初めてしりました。塩素系の有機溶剤ですから
    消火剤として使用されたものと思います。塩素系の有機溶剤は一般的に不燃性で、
    四塩化炭素は揮発性も高いので消火剤としては有効だと思います。
    プラモデルを趣味としている人は「モデラーズ」の流し込み接着剤が「不燃性」と
    表記されている事をご存知ではないでしょうか?。これも中身は塩化メチレンで
    塩素系の有機溶剤です。
    花の南地

  5. 四塩化炭素は朱肉汚れを落とすこともできます。でもどこで売ってるのかな?


  6. いろいろとありがとうございます。
    消化材だったんですか。私は「四塩化炭素は確かナイロンの材料だから、きっと穴が開いたとき幕を作って塞ぐんだ。でも大口径砲の炸裂弾で大穴が開いたら無駄だし、ナイロンだと燃えるし、配管も詰まるんじゃないか?」と想像して悩んでました。
    でも効果ってどれほどのものなんでしょう。

    ツチノコ

  7. げっ、四塩化炭素って、高熱でホスゲンを発生するのか!
    Schump

  8. 私も高揮発性不燃性の四塩化炭素が破穴から漏れて炎を消すというのが原理だと思います。だから大破させられたら無効でしょう、消火器同様ごく初期消火用と思います。ちなみに、四塩化炭素はナイロンの原料ではなく、(実験室的に)ナイロンを作る時の溶媒に使います。四塩化炭素は化学的に不活性ゆえ消火剤に使えるのですが、高温や硫酸(だったな?)に合うと塩化カルボニル即ちフォスゲンを発生します。もし四塩化炭素消火器を使ったら直後に換気しないと危険です。あとくされのない消火器としては炭酸ガス消火器(メガホンノズルがついているタイプ)をお奨めしますがこれとて密閉環境で使うと窒息の危険があります。
    SHI

  9. よくプール施設とかで「ハロゲン消化器使用」とあるのを見るんですが、これが四塩化炭素消火器なんですね。(しかしプールのどこが火災に?)

    一式陸攻はこれで改善されたのでしょうか?(でも大口径化が進んだから・・・)



  10. 取りあえず一撃で落ちないだけで充分です
    そのぐらいは期待できるんではないかな?

    フライトシムをやってみれば
    護衛戦闘機が付いてる爆撃機に対して
    数撃かけるのがどれだけ困難な物かは判ると思います

    SUDO


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