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461 カモフka27のような同軸二重反転ローターの上下の回転翼はメインとサブの区別があるのでしょうか? また、一定の高度でホバリングしながら旋回するとき、上下の回転翼の回転数を一方は上げ、もう一方は下げるというやり方で操縦しているのでしょうか?普通のテイル・ローター付ヘリに比べ、ホバリング旋回時の操縦が難しいのではないかと思うのですが。
アリエフ

  1. 上下ローターにメイン・サブの区別はないと思います。強いて言えば左回りの方がメインでしょうが、あまり意味はないと思います。
    旋回は回転数ではなくピッチを変更することで行っているのでは?テイルローター形式のヘリでも操舵はすべてピッチ角で行われ、スロットルはピッチに合わせたパワーを供給するよう自動制御される筈ですが。
    ただし昔のレシプロ・ヘリは手動スロットルで、コレクティブ・ステッィクの握りがスロットルになってました。
    ささき

  2. ちなみにテイルローター式は横風を受けると旋転しやすく、特に左からの横風はローター空転(LTE)を起こし致命的な結果になることがあります。二重反転式は風向きを気にしないで済むのでむしろ楽かもしれません。
    しかしヘリのローターというのはかなりフレキシブルにできているので上下ローターの接触が心配です。もし起きれば即空中分解でしょう。ローター接触をどうやって防いでいるのか興味ありますね。

    ささき

  3. ↑接触は「上下のローターを十分に離すこと(ロシア的!)」で防いでいますが、カモフの最新作Ka-115では、空気抵抗軽減の見地からローターマストを短くしているのでこのテは使えず、「上ローターに上反角、下ローターに下反角」で対応しているとのこと。
     なお、旋回はやはり上下でピッチを換えて「左右回転について不対照に空気の反力を受ける」ことで行っている(これでもテイルローターより回頭性がいいらしい)のですが、最近、日本のベンチャー企業がCVTを利用した「上下差動回転数方式」の実験機を飛ばしておるとの話を聞いたことがあります。
    Schump

  4. ありがとうございました。この前、アドミラル・パンテレーエフの甲板でKa27を見ましたが、ローターの駆動機構が複雑で、この方式のローターが普及しない原因ではないか。しかし、強風に強いから、冬の荒れた海で作戦することが多いロシア海軍向きかなと考えてます。
    アリエフ


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