作れないこともないでしょうが…。
Ｄｏ17は古すぎてたぶん在庫がない(あった分はクロアチアやフィンランドあたりにくれちまってる)ので論外。
Ｈｅ111は、機体サイズが大きすぎるのではないでしょうか。防御力にも欠けてますし、巡航速度も低すぎます。
Ｄｏ217も、やや大きいし、もともとそれほどたくさん作ってません。
Ｊｕ88が選ばれたのは、まず第一の理由は在庫がたくさんあったこと(ドイツの双発爆撃機では最大の生産量)だと思います。
他にも、機体サイズがちょうどよいこと、急降下爆撃や夜間戦闘機への転用が可能な機体強度があること、Ｊｕｍｏ211とＢＭＷ801の両タイプがあって、Ｂｆ109とＦｗ190の両方で即ミステル改造に応じられること、好条件が揃っています。
ミステルを作り出したころはドイツ空軍のＫＧは軒並み解隊状態でしたから、いちばんミステル向きのＪｕ88だけから作っても、あまるほどになっていたのではないかと思われます。
まなかじ

なるほど、Ｊｕ８８は名機と言われてるのに後期には余ってたんですね。
Ｊ

かつての「高速爆撃機」も既に時代遅れ。戦闘機は新米ばかりで護衛任務どころじゃない。夜間爆撃したくても夜間航法できるクルーもいない。ミステルは余った爆撃機をせめて有効活用しようという苦肉の策だったと思います。命中率が低いことは承知の上だったでしょう。
ささき