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527 P47等のターボ過給器装備機は、エンジンに元々着いていた機械式過給器はどうしていたのでしょうか?
また過給器以外でも、ターボ仕様でエンジンに変更等有るのでしょうか?
エナブレ

  1. 極論すればエンジン本体の変更は要らないんですが
    補器類の変更は必要でしょう
    そうそう型番も変更しないとね(^^;;

    でもって機械式過給器の有無は寡聞にして判りません(;_;)
    米軍の場合、外してあるのではないかと思うのですが・・・・

    SUDO

  2. 星型エンジンの場合、機械式スーパーチャージャーのインペラはエンジンに隣接(というかほとんど内蔵)してあるので、ちょっとやそっとでは外せ無いと思います。で、排気タービン装備機の場合は、排気タービンで圧縮した吸気をさらに既存の機械式過給機で圧縮してシリンダに送りこんでます。(これも2段式過給機のうちに入るのか?)
    revi

  3. 駆動方式に関わらず,過給機が2段直列に構成されていれば2段式過給です。
    航空用ターボ過給では1段目に排気ターボ過給器,2段目に機械式過給機を装備し,両者の中間にインタークーラ(中間冷却器)を装備するのが普通です。自動車のように過給機の後段に設置したものは正確にはアフタークーラといいます。

    排気タービンは低トルク・高回転なので低圧・高流量の1段目過給器を駆動させ,高圧・低流量の2段目は駆動トルクが大きいのでクランク軸から駆動します。2段目の前に中間冷却すると密度が高くなって過給効果が上がるだけでなく,体積が減少(圧力は一定)するため2段目の圧縮に必要な動力(「圧縮した体積×圧力」に比例)が減少します(つまりインタークーラはアフタークーラより偉い)。

    排気タービンは排気中のエネルギ(航空エンジンでは燃料のエネルギの50%に達します)を回収して吸気に与えます。高圧の吸気が吸気行程でピストンを押して動力を発生させるため,通常は排気として捨てていたエネルギが動力となり熱効率が上がります。タービンは高温の排気を膨張させて動力を発生する(熱エネルギを利用する)ので,背圧の増加(排気行程で動力損失になる)は吸気圧の増加(吸気行程で動力増加になる)より小さいはずです。
    isi


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