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601 サーブ37ビゲンにつけられているスラストリバーサーとは何でしょう?
Su-43

  1. 制動装置の一種で逆噴射機構のことです。
    飛行中は進行方向と逆に出ているジェットエンジンの排気を、ノズルにある偏向板によって進行方向側へ向けて着陸時の制動を行います。
    要するにノズルのほとんどを板で塞いでしまい、エンジンから出た排気の方向を無理やり前方へ変えてやるわけです。
    利点としては
    ・着陸距離が短くなる
    ・ドラッグシュート(着陸制動用パラシュート)を使った場合より再出撃の際の準 備が短時間で済む(パラシュートの収納・交換をしなくてよい為)
    ・地上で使用すれば自力でバックできる
    などがあります。
    Ta

  2. ↑補足
    偏向板で塞き止められた排気を前方へ逃がすために、ノズルの両側面・下部にはスリット(って言うのか?)が開いています。
    Ta

  3. ドイツ空軍のトーネ−ドの急停止とバックのデモを見た事があります。展示機で見るとおけつに西洋兜のフェースマスクみたいなものが上下セットでついていますね。
    SHI

  4. スラストリバーサは、旅客機を含め大型機には当たり前の装備になっていますが(着陸した途端にブレーキをかけるとき使っている)、エンジンのノズルの構造が複雑になるし着陸時にしか使わないから、あまり戦闘機サイズの軍用機向きではなく、ビゲンとトーネードくらいです。この両者ともSTOL性を非常に重視したからであって、大抵の戦闘機はドラッグシュートで十分なのでしょう。
    アリエフ

  5. スラストリバーサの外板は、飛行中IR・AAMのよい目標になると何かで読んだことがあります。
    まなかじ


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