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610 Fw190Aについて書かれている本を読むと、必ず「高度6000m以上では性能が低下して・・・」とありますが、これはもう一つの主力機Me109と比較してという意味なのでしょうか。それとも他の空冷戦闘機(例えば日米の)と比較しても、Fw190Aには何か弱点があって高空性能が劣っている、ということなのでしょうか。
NX

  1. Fw190にはカウルフラップがありませんので、高空ではエンジンが冷却不足になる・・・からだと思います。
    Ta

  2. ↑補足
    搭載しているBMW801シリーズのエンジン自体も高空性能が不足していたようです。
    Ta

  3. BMW801C/Dが一段二速の過給器を装備したエンジンだったということに尽きると思いますが、Fw190Aの高空性能の不足が本当に深刻に指摘されたことは無かったのではないでしょうか。
    米軍の空襲が本格化する前にFw190の高々度型の開発は始まっていますし、実際の邀撃戦闘ではFw190Aは概ね1944年初夏までは成功していたのですし、P51の参戦以降の問題は高空性能のみことさら取り上げても仕方ないことでしょう。

    BUN

  4. 翼面荷重が201〜227kg/uと高めなので、高高度での機動はつらかったでしょう。
    Ta

  5. P51Dの翼面荷重も同程度です。問題にならないでしょう。
    問題は何に対してFw190空冷型は高高度性能が劣るとされていたか、でしょう。Me109なのか、現在の敵機なのか、これから現れるかも知れない敵の高高度戦闘機、爆撃機なのか・・・。
    BUN

  6. 捕獲機を使った英国の試験結果が一人歩きしているという印象も強いんですけど

    実際問題として、空冷型の全開高度は5700mで、液冷型も大差ない6000mですから
    空冷型「だけ」が劣るというのも妙なハナシでは有ります
    もっとも、流体継手の過給器だと結構粘るんですよね
    だとすると液冷型は全開高度を超えても、極端な性能低下は無かったかもしれません

    よって、BUNさんの指摘する「どれと比較して」かは
    その殆どに対してと答えられるのではないかと思います

    立場によって、対象と見るものが異なるのは事実でしょうが
    敵味方双方の操縦士、作戦立案者、将来を見据えた開発者
    その殆どから、高高度性能の不足は認識されていたのではないでしょうか

    SUDO


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