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625 飛行船というのは浮かぶのに動力を使わないので効率的に思えるのですが今使われていないのはなぜですか?
turuga

  1. ビジネス速度の増加、ベルヌーイ揚力機の航続距離の増加などによるものと思われます。
    ただし、どこかで飛行船を軍事衛星、早期警戒機代わりに使う研究があったので、全く無用とはされていません。
    T34−85

  2. 移動用にしろ、ぽけーっと浮いているだけでよい用途にしろ、強風に弱いことと、地上整備時に広大な空間が必要なこともあるでしょう。
    そういえば、一時広告・宣伝用に飛んでいるのをよく見かけましたが、最近は見ませんね。維持費の点で、やめになったのでしょうか?
    EAW

  3. アメリカではフットボール等のビッグゲーム空撮用として需要がありますよ。ヘリと違って全ゲーム時間を通して浮いていられるし、大観衆の頭上に電飾つきの派手な広告がデンと出るわけだから大手スポンサー(バドワイザーとかナイキとか)が高額な広告費を出してくれます。
    ささき

  4. 日本で人気のある野球というスポーツは、最近かなり屋内競技化が進んでいるので(笑)、日本じゃそう言う需要は少なそう?→3.
    (N)

  5. 単に空に浮いているというだけなら効率はいいでしょうが、交通機関として見た場合はやはり効率の悪いシステムです。それに、既に書かれているとおり、悪天候に対する弱さ加減が相当なものですし。(何しろ「空気より軽い」のですから)
    (N)

  6. 日経サイエンスだったか、年末年始ぐらいの号に「蘇るツェッペリン飛行船」みたいな記事がありました。ご参考まで。
    はたの

  7. もちろん、荒天に弱いというのもあるのですが
    実は、これまでの飛行船の一番の問題(というか非効率性)は浮いてしまう(笑)事なんですよね

    つまり、燃料を消費するにしたがってどんどん、軽くなって上昇してしまう....
    (落下バラスト等で飛行中に軽くする事はできても、重くする事はできない)
    したがって、目的地までで燃料等を全て消費した時点で、エンジン等で地上に
    ギリギリ戻れるだけの浮力を計算して、均衡浮力量を決める必要があります。
    (着陸の度に高価な、浮力ガス(ヘリウム)を放出する訳にはいきませんから)

    すると、運行上昇限界(と言うか運用高度範囲)が著しく制約されて、ヒンデンブルグ号などのように
    あの容積にして、あれだけのペイロード、そしてよけいオントップの
    飛行が出来ない為に、天候の影響も激しく受ける様になってしまうわけです。

    これを解決する、画期的な新世代の飛行船として、英国の”スカイシップ”飛行船
    (警視庁等、10年程前に盛んに日本にも入ってきました)です。
    これは、潜水艦と同じ発想で、バロネット内に空気室を持っていて、
    ここにコンプレッサーで空気を送り込んで、総浮力を調整すると言うものでした。

    これによって、上記の欠点はかなり解消されたのですが、ではあの規模の
    軟式飛行船をいったい何に使うのか???
    ということで、結局商業的には成功しませんでしたとさ
    ゆーた

  8. 操縦士以外に離着陸時に必要とされる地上要員がたくさん必要なのは人件費
    がかかりすぎる原因になります。
    そう言えば「サンダーバード六号」と言う映画でブレインズは飛行船を開発
    してましたね。最終的に六号はタイガーモスに決定されたと言うのがいかにも
    イギリス映画的でした。
    kiyo

  9. 今日の地上講習で kiyo 師匠曰く:
    「飛行船はパイロット訓練するだけでベラボーな費用がかかります」
    なるほど。地上でロープ掴んで引っ張ってくれる人が居なきゃ、飛ぶ
    ことも降りることもできないんだからねぇ。そう言えば以前に見た
    米海軍のビデオでは、数十人が滑走路に並んでロープを捕まえ格納庫
    へ誘導する様が撮影されてました(サンノゼの北のモフェット飛行場
    には今でもその時に使っていた飛行船格納庫が残っています)。

    ささき

  10. ここにはあまり関係無いけど。
    東京ドームに浮いています。
    ヒーローインタビューの時など背後に見えるはずです。
    キョーコ(男)


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