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673 よく「空中分解」と言いますが、航空機事故調査等においてこの用語を使う場合、具体的な定義はあるのでしょうか。例えば、1985年の日航ジャンボ機墜落事故の場合、圧力隔壁の破壊により垂直尾翼の大部分がぶっ飛んでしまってますが、これは「空中分解」でなく「空中爆発」とでも呼ぶべきでしょうか?
アリエフ

  1. 私は一応事故調査もしていますが、そのようなシチュエーションは爆発とは言いません。
    「隔壁の破壊によって引き起こされた重大な機体の損傷」といいます(笑)

    空中分解の定義は実は、センセー方の定義によってやや範囲が違うけど、一般
    的には構造破壊を伴わない構造体の破壊(ああ矛盾)という妙な定義です。
    匿名希望

  2. 便乗質問。
    空対空ミサイルを直撃(たとえば赤外線追尾ミサイルがテールパイプに吸い込まれた)されたジェット戦闘機は映画みたいに火の玉空中分解ですか?。それとも余程運が悪くない限りベイルアウトのチャンスあり?
    SHI

  3. 「構造破壊を伴わない構造体の破壊」とは難解な法律用語のような感じですが、機体の桁や外板等の金属が金属疲労等によってひびが入って破壊するのが「構造破壊」で、主翼と胴体を結合するボルトが抜けたりして一部又は多くのパーツが分離脱落するようなものを「構造体の破壊」と考えたら良いのでしょうか? となると、あの隔壁破壊は「構造破壊」の一種でしょうか?
    アリエフ

  4. 今の空対空ミサイルが突き刺さったら、ジェットノズル以外の部分でも
    かなり幸運じゃない限りベイルアウトは難しいでしょう。

    ベイルアウトしたとしても、被弾して急激で不規則な機動を起こしている
    状態では無傷で済むとは思えません。
    零式支援戦闘機

  5. 空対地ミサイルでテールコーンを壊されて帰って来た。という例
    が中東戦争なんかで結構あるようですね。
    相手は肩撃ち式のミサイルでしょうが。

    ユーゴのF-117はミサイルで撃墜されたのでしょうか??
    takukou

  6. ユーゴの 117 は SA-3 レーダー誘導 SAM で落とされたことになっています。SA-3 は近接信管を備えた破片弾頭なので、よほど運が悪くない限り「直撃されて火の玉」にはならないでしょうが、猛烈な爆風と無数の弾片によって飛行機はズタズタに引き裂かれ飛行機能を損失するのが普通だと思います。湾岸では A-10 が SAM の爆発を食って重大な構造破壊を受け油圧が全滅、最後の手段である人力操舵で帰還した例が何機もありました。A-10 でなければ飛行を継続できずベイルアウトに追い込まれていたでしょう。
    ささき


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