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720 Ans.Qの過去ログを見て思ったのですが、原子力飛行機というのは実際に飛んだのですか?あとB-36は原子力機関搭載の実験機として使われたと言う事なのでしょうか?
taka

  1. B-36にXNJ140Eという小型の原子炉を搭載し、ニューメキシコの砂漠上空を17回飛行したようです。
    このエンジンは直接サイクル方式と言ってコンプレッサーで圧縮した空気を原子炉の熱で加熱し、その膨張空気を後方ジェットとして噴射させているので、放射能を空中に撒き散らしながら飛行するというとんでもないモノだったようですね。
    この機体のテスト結果を元にNX-2という先尾翼式の大型機が設計されましたが、
    こちらの機体は実際には製作されなかったようです。

    ミント

  2. 実際に飛んだんですね。量産されなかったのはやっぱり放射能汚染の問題でしょうか?それとも技術的問題があったのでしょうか?あと航続距離や最高速度などのデータは残ってるんですか?
    taka

  3. ↑、「原子力で」飛んだわけではありません。その前段階として「ヒコーキに積める原子炉を作ってみよう」という実験をしただけです。よって性能的には、ただの「重荷を積んだB−36」です。
    Schump

  4. ↑しかも「墜ちたらとってもとってもとっても危ない B-36」でもあります。この時期のアメリカ軍ってのはジーニーの空中爆破テストだの米兵を実験台に使った「核兵器の戦場心理テスト」とか無茶苦茶やっとりますな。もっとも、南洋ではもっと酷い傍若無人をやっとったわけですが(-_-#)
    ささき

  5. あ、やっぱりそうですか。原子力で飛ぶってのはむちゃだなあとは思ってたんで。現在でもこの手の研究はされてるんですか?
    taka

  6. 何かの雑誌で読んだ記憶ですが、この実験の結論は『原子炉を使って飛行機を飛ばすに足るほど空気を加速(加熱)するのは不可能』だったと思います。
    SHI


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