QQCCMMVVGGTT
727 大戦中の洋上航法について海軍は訓練もありできるが陸軍はできないと言われてますが、終戦まで原則的には変わらなかったのでしょうか?
あとB-29やP-51は、サイパンや硫黄島から日本本土まで飛んできてますが米軍についてはどうだったのでしょうか?
taka

  1. 行きは富士山を目標とするとして・・・・・・帰りはどうしたんだろ?
    Alphabeta

  2. 陸軍機のなにがいけないって、計器がメートル法なのがまずいんです。
    海図は浬で描いてあり、メートルでは誤差が出る。
    もちろん理由はこれだけではありませんが、後はよろしく(…って、なにが?)
    まなかじ

  3. 飛んでこれるんですから、当然航法、習得してるでしょう。
    少なくとも爆撃機には専門のナビが同乗してるはずです。
    P-51ですが、習得云々については知りませんが、
    小笠原諸島という格好の目印がある以上、
    単機でもそんなに洋上飛行、難しくないと思います。
    勝井

  4. 陸軍機と米軍のP51じゃ搭載航法機器と支援施設のレベルが違い過ぎますが(勝井山米軍は地紋航法で飛ぶようですけれど)、実際にはやはり困難はあったようです。
    ひとつ例を上げると、20年6月1日の大阪空襲では148機のP51が爆撃隊509機の護衛の目的で硫黄島を発進していますが天候不良の為、大半が引き返し、残る40機弱のP51の内、戦闘以外で27機が失われ搭乗員26人が戦死しています。
    P51の日本空襲が実は非常に困難で無理を冒した作戦だったことがわかると思います。日本に来襲したP51があまり実績を残していないのはこの為でもあります。
    BUN

  5. P-51 の航法支援機器には中波のDetrolaとVHF無線機(中近距離用)を搭載していました。Detrolaはいわゆるクルシーまたは NDB で主に長距離用、ループアンテナによって地上電波局に対する方位を計測するものです。
    VHFは発信電波を地上局で受信して方位を知らせるVHF/DF方式で運用していたようです(当時VORはまだ実用化されていなかったらしい)。VHFは中波よりも高精度ですが、電波局が水平線の向こうに消えてしまうと届きません。電波局のない太平洋では殆ど使えなかったでしょう。
    いずれにせよ日本機とは比較にならないハイテク装備です。BUNさんの発言を読むと、それでも単発単座機の長距離洋上航法は至難の技だったようですね。
    参考 P-51 操縦マニュアル(和訳) http://barella.en2.ehime-u.ac.jp/~kumac/P51/
    ささき

  6. ↑↑そうです、「どっち」で書き込んだのはこの事でした。
    takukou

  7. カーチス・ルメイというおっさんはP-51部隊の作戦には必ずB-29による航法支援が
    必要だと言った上で、「P-51の行動はB-29部隊にとっては重荷でしかなかった」という
    趣旨の暴言を吐いております。
    大塚好古

  8. ところで米英はヤード・ポンド法使ってますよね。海上飛行の時不都合なかったんでしょうか?
    Alphabeta

  9. ルメイの発言は裏を返せば、B−29にとって、日本陸海軍の迎撃戦闘機は脅威にならない。従ってエスコートもいらない、ということでしょうか。
    回答欄で質問して済みません。


  10. F-8Bという驚異の長距離高性能単座単発戦闘機がありましたが、P-51と同じ電子装備だとすると、硫黄島なんぞから運用するとやはり足手まといになったのでしょうか?
    Navy

  11. うろ覚えですが、確かP51の編隊には基本的にB29かなんかの先導機が付いていたと思います。自信ないけど。
    舞弥

  12. ↑P51単独での本土飛行場攻撃もありましたが、御指摘の様に
    B29が3〜4機程度先導していた筈です。
    takukou

  13. 連合軍は、地上発信局を利用した、GEEあるいはLORAN方式という
    双曲線航法を実用化していたと聞きましたが?
    勝井

  14. ↑硫黄島のLORANってその当時から始まったんですか?
    Alphabeta

  15. ↑ 硫黄島に限らず日本周辺のLORAN局は戦後米海軍から保安庁が引き継いだはずですが、
    ソの時期からあったかは私の資料では不明です。
    大塚好古

  16. ↑13 GEEもLORANも当時の機材では大型機でないと積めないと思うよ…。
    大塚好古

  17. 地上局なら全然問題ないでしょう?
    勝井

  18. ↑地上局からの電波を受信して航法指示する機材がでかいんですよ、たぶん

    SUDO

  19. 結局のところ、他からの支援がない場合、陸軍機(重爆以外)は基本的に海上を飛ぶのは難しかった、そしてそれは日米共通だったということですね。
    他国の海軍航空隊、例えばイギリス海軍なんかは現実問題、天測航法などを習得していたのでしょうか?使用機の航続距離とか作戦海域を考えると必要性が薄く感じます。
    taka

  20. ↑やってたと思いますよ、なにしろ、ソードフィッシュは夜間雷撃が主戦法ですしね。
    まなかじ

  21. >8. 当時の米英軍機の計器板を見ると、速度計はノットとマイルの二重目盛りになっているようです。
    ささき

  22. >2. 「世界の傑作機」No17 飛燕 P.20 の写真を見ると照準器の左下が速度計のようですが、外側 0〜50/内側 0〜100 の目盛りが振ってあり、どうやら外側 x10Kt(ノット)/内側 x10Km/h のようです。よく考えれば飛行機は長距離を飛ぶ乗り物である以上、緯度経度との換算が楽なノットを併記しておくのは当たり前ですね。しかし飛燕の速度計って本当に 1000Km/h まで振ってあったのか…。
    ささき


Back