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783  F−4ファントムの水平尾翼が下側にさがり、主翼の先端がはねあがっているのはなぜですか。
イマジン

  1. 設計案としては、主翼も水平尾翼も水平の状態でスタートしました。ところが、
    1)大迎角を取ったときに水平尾翼が主翼後流に隠れてしまって効かなくなる
    2)さりとて水平尾翼の位置を下げるには改設計の手間がかかりすぎる
    3)そこで「どんな迎え角でも水平尾翼の一部しか主翼後流に隠れないように」斜めに取り付けることにした
    4)ところがこの水平尾翼が負の上反角効果を発生し、ロール安定が低下した
    5)そこで外翼に上反角をつけて相殺した

    つまりは泥縄です。
    Schump

  2. 泥縄から戦後最高傑作が誕生したんだから、
    世の中何が幸いするか分からんなぁ
    勝井

  3. F-4EJ の導入が決まったとき「あんな醜い飛行機が日の丸を飾るなんて…世も末だ」と当時の飛行機マニアは嘆いたそうです。自衛隊パイロットの中には「マルヨン(F104)がスポーツカーならコイツは空のダンプカーだ」と自嘲する者もいたとか。しかし見慣れてしまえばアバタもエクボ、今じゃすっかりお馴染み日本の空の守護神(「ファントム無頼」など漫画の影響も大きいかな?)。だから F2 君よ、真似っことか何とか言われてもクヨクヨするな。いずれ君を認めてくれる世代のマニアも現れるだろう…。
    ささき

  4. ↑1.一般的には、水平尾翼には下向きの力が働いていると思うのですが、その場合でも下反角がついた場合は「負の上反角効果」になるのでしょうか?あるいはF4の水平尾翼は上向きの力が働いているのでしょうか?
    陵風

  5.  上反角効果には2つの発生経路があります(説明は上反角が前提)。
     ひとつは傾いたときに下がった側の翼が水平に近くなる、すなわち揚力の垂直成分が大きくなることによる横安定の回復で、これは「上半角があり、かつ上向き揚力の翼」で正となるものです。
     もうひとつは、上がった側の翼の側面積が増えたときに、機体の傾きに伴って発生する横滑りによる横風を受けることによって横安定を回復するもので、これは上反角さえあれば、翼断面・迎角に関わらず発生します。
     さて、水平尾翼は対称翼型か若干の下向き揚力の翼として作られていますから、もともと後者の過程による上反角効果が卓越しています。しかもF-4のように極端な下反角がある場合は、後者の過程による「下反角効果」が完全に優位になるはずです。
    Schump


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