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827 旧日本陸海軍の戦闘機の爆装時の水平最大速度は何kmくらいだったのでしょうか。確か一,三,四,五式戦闘機は250kg×2,零戦21型は250kg×1で52型は500kg×1の搭載力があったはずなのですが、爆装時は爆装専門の爆撃機(彗星や銀河や流星や四式重爆)と比較して速度はどうだったのか興味があるのですが。
NX

  1. 確実な数字は判らないんですが、例えば隼では、150リットル増槽二つを両翼に懸吊した場合、およそ15km/hの速度低下が見込まれたと言いますから、そこから推測するに、爆装零戦の速度低下は5%以内に納まったのではないでしょうか。一方、50番爆装や、250kg爆弾両翼懸吊の場合は更に低下にしたと思いますが、零戦は50番爆装で出撃したのは神雷部隊の戦闘306飛行隊所属機の他に見当たりませんし、陸軍特攻機も片側増槽、片側爆弾という装備も多かった様なので、単座機での500kg相当の爆装は確かに実施されていますが、それほど一般的では無かったのではないでしょうか。
    BUN

  2. 回答ありがとうございます。日本の戦闘機は発動機が非力なので、爆装して抵抗が増えれば速度ががた落ちになるのではと思っていたのですがそうでもないのですね。(運動性は相当落ちたでしょうが。)現在議論ボードで「爆撃機無用論」が出てますが、そうなると「単座なので航法が難しい」「航続距離が劣る」「ダイブブレーキがないので急降下爆撃ができない」点以外に爆装戦闘機に欠点はなく、重爆を実用化できなかった日本にとって太平洋戦争では爆撃機はあまりいらない機種だったといえるのでしょうか。
    NX

  3. でも、指摘なされた欠点って、結構クリティカルなんじゃないでしょうか?
    戦闘機を転用するよっか、複座で急降下可能な機体を造った方が実用的な
    のでは?
    Tackow

  4. (1)爆撃照準器がないので水平爆撃ができず、(2)エアブレーキを持たないので急降下爆撃もできず、ということは有効な照準方法がないと言う意味ではないでしょうか?低空緩降下爆撃(海面でこれをやれば反跳爆撃)という戦術が開発されるのはのちの事ですし。
    ささき

  5. 沖縄戦で芙蓉部隊が善戦できたのは、副座で航法がこなせ、航続距離の長い彗星があったからだったと思います。250kg爆弾とロケット弾四発積んで、岩川から沖縄まで夜間往復できたのですから。零戦だと航法に不安が残る上に、航続距離の少なさをカバーするために増漕を付けるとロケット弾四発しか積めなかったみたいですから。
    基地設営力や補給能力の弱い旧日本軍にとって、基地の少なさと機数の少なさをカバーするための「長大な航続距離(同時に航法も要求される)」はやはり必要だったような気がします。
    NX

  6. でも、爆装戦闘機って爆弾落とせば(当たり前ですが)戦闘機ですから、敵戦闘機群に捕まってもただのカモ(九九艦爆みたいに)にはならない・・・ 補給能力の低い旧日本軍に向いているような気もします。
    NX

  7. >でも、爆装戦闘機って爆弾落とせば(当たり前ですが)戦闘機ですから、
    >敵戦闘機群に捕まってもただのカモ(九九艦爆みたいに)にはなら
    >ない・・・ 補給能力の低い旧日本軍に向いているような気もします。

    戦闘機に爆弾を積むと、当然滑走距離が長くなります。長大な滑走路を
    作れるならば、爆装戦闘機が可能でしょうが、そうでない状況、たとえば
    空母用ですと、当然離発艦性能を満たさなければなりません。

    やはり海軍においては運動、高速性能と低速性能を両立させる機体と、
    搭載能力と低速性能を両立させる機体とをわけて作る必要があったの
    ではないでしょうか。

    もちろん、エンジンのパワーが有れば、両立も可能でしょう。

    日本の場合、満足な2000馬力級エンジンが陸軍のハ104しか有りません
    でしたし、双発でしのぐにしても、整備員不足の様でしたし・・・。
    後半は的でしかない陸攻をやめる事ができれば、実現できたかな。

    SADA

  8. >戦闘機に爆弾を積むと、当然滑走距離が長くなります。長大な滑走路を
    >作れるならば、爆装戦闘機が可能でしょうが、そうでない状況、たとえば
    >空母用ですと、当然離発艦性能を満たさなければなりません。

    でも、マリアナ沖海戦では零戦21型が250kgを積んで空母から発艦してます。
    それに確か爆戦は離着陸速度の大きい彗星が発艦できない小型空母用に考え出されたんだったような。
    NX

  9. >7
    「爆撃機無用論」を議論ボードで切り出した当人です。
    離陸性能の判定にはBauzahl値を比較します。
    これは馬力荷重×SQR(翼面荷重)で、もちろん大きいほど
    離陸困難になります。

    計算結果まで乗せるのはテレホ時間外の今はちときついので
    失礼しますが、戦闘機の空戦性能向上(=使えるエネルギー量の増加)は
    同時に搭載量増大として活かすことが出来ると言うことをとりあえず
    述べておきます。

    明日になって覚えていればまた^^;
    たかつかさ

  10. えーでもでもぉ、たかつかささん御自身のページで、

    >となれば、搭載量を諦めて揚力を減らすしかありません。
    > 事実、30年代後半から流行りはじめた最大厚さ点を
    >後方にずらした翼断面形状は空気抵抗が減る代り、
    >揚力係数も犠牲になるものでした。

    と書いているじゃありませんか(^^;;
    浮きにくい翼を使ってでも速度を求める戦闘機と、
    ほどほどの速度でいいけど大なる搭載量を欲しがる爆撃機とでは、
    理想形はやはり違うのではないですか?

    SADA

  11. >でも、マリアナ沖海戦では零戦21型が250kgを積んで空母から発艦してます。

    失念してました(x_x)
    でも、運動性がガタ落ちで緩降下がやっとだったと聞いてますが。
    相当無理をしているのではないでしょうか。

    >それに確か爆戦は離着陸速度の大きい彗星が発艦できない小型空母用に考え
    >出されたんだったような。

    高速を要求され翼形を薄く、翼面積、さらには搭載量までを小さく
    した( 同時期のドーントレスやヘルダイバーと比べて )
    彗星はかなり「単発複座戦闘機」に近い存在の機体ではないでしょうか。

    戦闘機対艦爆として比較するにはあまり適当じゃない様な気がするんですが・・・。

    SADA

  12. マリアナでも沖縄でも零戦が25番爆装したときは320リットルものガゾリンが入った重い増槽を懸吊していません。
    増槽をつけた零戦は確かに重かったでしょうが、そう無理があったとは思えませんが・・・。
    BUN

  13. ガソリンの比重が0.73で320リットルだとそうか、230kg程度か。
    250kgってそんなもんなんすね。意外と軽い・・・?
    SADA

  14. >10
    >浮きにくい翼を使ってでも速度を求める戦闘機と、
    >ほどほどの速度でいいけど大なる搭載量を欲しがる爆撃機とでは、
    >理想形はやはり違うのではないですか?
    そうです。しかし、そのベースとなるのは「大きなエネルギー」です。
    わたしのHPでの記事では運動エネルギーの増大と言う方向で説明しましたが、
    位置エネルギーの増大と言う方向もあります。

    特に今回のように「空力性能を変えずにパワーアップ」した場合には
    速度性能はさほど上がらずに上昇力が顕著に増します。
    つまり、「浮く性能」が上がるわけです。

    翼形を変更して速度追求に振った場合、搭載量は増えないことでしょう。
    ただしその場合、離陸性能も低下するので空母運用が難しくなります。
    よほど強力なカタパルトを空母が装備していない限りは、空母艦載機は
    「浮く性能を犠牲にした速度追求」が許されません。
    ですから、「エネルギー増大が搭載量増大に繋がる」わけです。


    もともとの発言が端折り過ぎだったことは認め、お詫びいたします。




    たかつかさ


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