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853 烈風とF6Fヘルキャットが、共に最高の状態で、空戦をした場合どのような結果になるのでしょうか?
僕の予想では烈風も、627km出るので垂直降下でやり逃げされることはないと思うのですが、どうなんでしょうか。
教えてください。

ベルゼバブ

  1. それは、もう、烈風は無敵の戦闘機ですが、さておき、よく話題に上る烈風の翼面荷重について、航空本部の要求性能の中には、悪名高い翼面荷重指定の一端として「翼面荷重150kg、空戦フラップ使用時には120kg」と書かれています。この意味するところは何でしょうか。
    BUN

  2. ハ43が絶好調なら、中低高度の最大速度、上昇力では烈風がかなり優位でしょう。高空性能はやはり二段二速加給機とインタークーラー装備のヘルキャットが勝るでしょう。
    しかし烈風は機体重量の割に翼面過重が小さく、ペラの直径も3,6メートルと大きいので、紫電改や疾風よりは高空性能はいくらかマシだったのではないかと思います。
    機動性に関しては、旋回性能とズーム上昇率では烈風が優位、横転性能ではヘルキャットが優位でしょう。
    急降下制限速度では烈風は835キロ/時、ヘルキャットは810キロ/時とほぼ互角ですが、初期の突っ込みではヘルキャットが圧倒的に速かったはずです。
    ただし水平、上昇姿勢の加速は烈風が速いでしょう。
    それで結論ですが、この二機の空戦は、ちょうど零戦とワイルドキャットの戦いのような結果になると思います。
    格闘戦では烈風が優位ですが、一撃離脱ではヘルキャットが優位なので、最後は後者が押し切ると思います。

    フッフール

  3. >格闘戦では烈風が優位ですが、一撃離脱ではヘルキャットが優位なので、最後は後者が押し切ると思います。
    曲解してたら申し訳ないのですが、ヘルキャットがねらいつづけるなら、やがてエネルギーが等価になり、烈風が有利になるのではないかと考えます。
    僕がヘルキャットで勝とうと思ったなら、高度で優位になるまで昇りつづけ、一撃かけたら家に帰って寝ます。
    #同高度・同速・反航戦・決着つくまで戦え、ならば、また別の解もありますが。
    こてらじ

  4.  手元の資料では烈風の主翼面積 30.86m^2、F6F の主翼面積 31.03m^2 となってます。とかく「主翼でかすぎ」と批判される烈風ですが、意外や F6F は更にでかい翼をつけてるんですね…ハ43が額面通りに動くとしてエンジン馬力は同じくらいですが、F6F は乾燥重量で 1t 近く重いです。F6Fの優位は12.7mm多連装による火網の火力、防弾性能(烈風の99式二号四連装に対しては気休め程度ですが)、優れた無線機による編隊連携(これが大きいかもしれない)、頑丈な機体を利した急降下性能(ただし対零戦ほどには差がない)くらいでしょうか。
     この二機が同高度等エネルギー戦(巴戦)に入ったら F6F の逃げ道はほとんど無いように思えます。馬力も同程度、主翼面積も同程度で重い F6F は必然的に下へ下へと追いつめられ、高度が下がるほどに過給器の性能差がせばまりますます不利になりそうです。ただし巴戦は機体性能だけで勝負がつくのではなく、パイロットの技量差によっても十分逆転可能です(坂井氏の著書で、彼の未熟な列機二機が米海軍の手練ホワイト少佐の F4F 一機に翻弄される記述がありましたね)。
     私が烈風に乗って F6F と戦うならば、高位に占位して相手の頭を押え反復攻撃をかけます。旋回して回避したら追尾は試みるけど、急降下して逃げたら深追いはしない。
     私が F6F に乗って烈風と戦うならば、同高度以上の烈風に手出しはしません(逃げます)。相手が下位に居る時のみ突っ込みを活かして一撃離脱します。数で有利ならば列機が攻撃している間に再上昇して高位に戻り再降下のタイミングを狙いますが、同数以下だったらそのまま降下を続けて家に帰って寝ます。
     …結局 F4F vs 零戦の戦法がそのまま 2000hp で再現されるだけのような…(^_^;)
    ささき


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