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854 P-82ツインムスタングは左側胴体の主パイロット席に照準器があり、武装は中央翼に集中していますが、照準線はどう調整されていたのでしょうか。
ささき

  1. うーん、やっぱ無回答ですか・・・(^^;)考えられるセッティングとしては
    (1) 機銃を機軸に並行にして照準線を右にずらす
    (2) 照準線を機軸と並行にして機銃の射線を左にずらす
    (3) 機銃・照準線とも機軸と並行にし、目標左側を狙って撃つよう指導する(あるいは照準輪に専用の補正目盛りを入れる)
    といったところかなぁと思ったのですが。
    私としては (3) かなと思っていたのです。P-82 の場合外翼下にロケット弾も積むので、(1)(2)だと不都合があるかと思いますし、照準線や射線を斜めにしてしまうとせっかく集中装備している機銃(中央翼に6連装、試作機では中央ポッドに+4挺で10連装になるはずだった)の威力も十分発揮できないだろうし。
    ささき

  2.  1949年11月発行のF-82Eのハンドブックによると、左側の主パイロット席にはK−18
    ジャイロサイトが搭載され、右側の副パイロット席にはリングサイトとガンカメラが
    搭載されています。また、射撃はセレクタースイッチによって、どちらか一方のパイロッ
    トができるようになっていることが確認できます。
     以上の事実と外側の両翼と中央翼にロケット弾が搭載できることや中央翼に機銃がある
    ことから考えると、機銃の弾道調整は上面から見てセンターラインに対して平行、または
    何百mかで交差させ、照準線は左の主パイロット側は右寄りに、右の副パイロット側は
    左寄りにしていたと考えるのが妥当でしょう。
    国江


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