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857 戦前、一時期ドイツやイタリアではやった3発機、
あの形式は馬力不足を補うための苦肉の策って感じで捉えちゃってよろしいでしょうか?
勝井

  1. 「作りたい規模のものを双発にできる適当な出力のエンジンがなかった」としたほうが正確です。また、三発機自体がエンジンの信頼性が低いころの産物ですから、「双発でも安心できない」と考えられていたようです。
    あとは「どれか一発止まったとき」の推力の偏りが少ないというのも利点とされていました。

    なお、個別機種の特殊事情としては
    もともと単発機だったものに搭載量増大・長距離化のために左右エンジン追加…Ju52/3m、フォッカーF7/3m
    双発にしようと思ったら適当なエンジンがなく、かといって「小さ目のエンジン4発」ではシステムが複雑になってよくない…L-1011、DC-10等
    といったものがあります。
    Schump

  2. 少なくともイタリアの三発機に関しては、苦肉の策以上の積極的な姿勢が見られるとの説もあるので、ありきたりな結論を盲信するのは出鱈目の元だと思うぞ。勝井山。
    BUN

  3. 軍国少年兼南極少年の頃読んだ少年向けの本「7人の南極探検家」で、リチャード・バードが南極点飛行にあたり、最も高性能で信頼性が高い飛行機としてフォード・トライモーターを選びフロイド・ベネット号と名付けたと書いてあるのを読み、この本には写真がなかったのでどんな飛行機なのか死ぬほど知りたかったものでした。
    またまた、回想ですみません。
    SHI

  4. >2.あのですね、
    盲信してたら質問文なんか起こしませんって。
    疑問即Ans.Qが僕の基本スタンスなのはご存知でしょうに。
    (だから自爆も多々発生)
    勝井

  5. 諸説あるのを知っての質問であるなら、論外です。その自称自爆を自粛してもらえませんか?
    BUN

  6. >2
    DHAドローバーというヒコーキがありまして、セスナ421クラスの機体をわざわざ3発機にするという一見無駄なことをしています。しかし、これは広大なオーストラリア大陸で救急車的に使うことを目的としたヒコーキなので、「不時着すら許されない」という運用条件があります。往時のイタリア3発機群も、地中海を主なフィールドとすることを考えると積極的な理由があるのかもしれません。
    また、ドローバーは、余剰馬力が大きい分、救急搬送のための高速巡航ができることを売りにしているそうで、SM79でいえば雷撃〜離脱のための低空機動のために3発の馬力を必要としたのかもしれません。
    Schump


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