QQCCMMVVGGTT
892 大日本帝国の戦略爆撃機富嶽 これが、戦争初期に開発されていたら
大日本帝国は勝っていたでしょうか?
富嶽

  1. そうだと思います。あれほどの爆撃機を開発し戦力となるほど保有するだけの力があったら勝ったと思います....が現実は夢のまた夢でしょうね。



  2. 「虚構戦記研究読本」という、かなり信頼できる書籍によると、

    「IF戦記を書いている人物でも、
    大戦中の日本に富嶽を実用化できる工業力があった、
    と本気で思ってはいないだろう」

    と前置きした上で、

    「仮に富嶽が量産され実戦部隊に配備されていたとしても、
    戦局を日本有利に傾けることはほとんど有り得ない」

    としています。
    どんべ

  3. ・第二次大戦中最強の呼び声高い P-51 の原形機 NA-73 の初飛行は 1940 年 10 月です。
    ・日本では終戦までとうとうモノにならなかった排気タービン付き18気筒空冷 2000 馬力エンジンを積んだ迎撃機 XP-47B の初飛行は 1941 年 5 月です。
    ・B-29 の試作型 XB-29 の初飛行は 1942 年 9 月です。
    ・「プロペラ機より遅い」と悪口を言われた駄作ですが、米国初のジェット戦闘機 XP-59A の初飛行は 1942 年 10 月です。

    日本が相手にしていたのはこんな国です。富嶽や震電ごときで勝てる相手ではありません。
    ささき

  4. 開発だけではちょっと勝ち目は無いかなぁ〜

    せめて、B-29程度は作って(2000機位かな?)、搭乗員養成して、爆弾と
    機銃弾を必要量作って、飛行場整備して、ガソリン確保できれば。
    意外と勝てるかもしれない。負けないというべきか??

    当然、損耗対策として後詰めの機体とか搭乗員も沢山必要でしょうねぇ。

    しかし、富嶽一機って値段いくら??
    tackow

  5. いや、開発だけで十分だと思いますよ。
    あのエンジンが手に入るんだったら、もう、富岳なんて造ってる場合じゃないです。
    BUN

  6. 戦時中にあれを戦力化出来るのなら、そもそも戦争しなくても良いような・・・
    Ta

  7. 妄想です。
     日本がアメリカに「勝つ」というシチュエーションは考え難いのですが(アメリカの工業地帯を焦土と化して主要都市はすべて陸軍が占拠する?)、「負けない」という選択肢は考えられます。アメリカだって大西洋をドイツに脅かされた状態で二正面作戦を敢行するのは一種のバクチなのですから、彼らにとって対日開戦が不利になるよう政治的に導ければ(軍事力は本来そのための道具のはず。それが逆に働いたことが開戦の悲劇を生んだと思う)、アジアにおける日本の権益をアメリカ(ないしは連合側)に認めさせることは不可能ではなかったと思います。
     ただし、アメリカと戦わない=アジアの平和=日本の反映を意味するでしょうか?日本を中心に据えた帝国主義は長続きしないと思います。「大東亜共栄圏」各地には民族独立運動が勃発し、日本軍は内戦鎮圧に膨大な軍事費用を注ぎ込んで経済が荒廃、戦争に駆り出される若者の間には厭戦気分が蔓延し戦場帰りの荒んだ兵士達は国内に麻薬と退廃と凶悪犯罪を持ち帰り…という構図を想像してしまいます。これは実際 1950 年代にフランス・イギリスが、1960 年代にアメリカが、そして 1980 年代にソ連が体験したことです。
     多くの人命を奪った戦争は紛れもなく悲劇でした。しかし日本が勝っていたら歴史は今より良くなっていたのでしょうか?それは神様だけが知っている事でしょうけど…。
    ささき

  8. >4 tackowさん宛
    富嶽1機は大和級戦艦1隻の建造費に匹敵するとの話です。

    3番爆弾

  9. >8.
    >富嶽1機は大和級戦艦1隻の建造費に匹敵するとの話です。
    「開発費込み」ですか?
    弥空

  10. 質問に対する回答になっていませんね。質問者はそういうことを聞きたいの
    ではないでしょう。当然ながら完全な私の憶測です。もし富嶽が大戦中に
    開発、実用化されたとして、運用しだいでは戦局を有利に運べたと思います。
    当時の軍部に戦略爆撃という発想があり、重慶渡洋爆撃のように米本土に
    長距離爆撃を効果的に行う事が出来れば、勝てないまでもある程度は有利な
    条件で米国と講和を結べたと思います。もし戦術爆撃に使用したならやはり
    勝てないでしょう。
    Kz

  11. 仮に富嶽がB29と同時期に開発・実戦配備されたとして、我が国の戦局を有利に展開させる兵器となるためには、運用も含めどんな条件が必要か考えてみます。ただし、戦局などの状況は史実通りとする。
    1 B29と同様、昭和19年中期頃から実戦配備されるとする。この時点でアメリカはマリアナに進出しているから、第一目標はマリアナのB29基地、ハワイなどの太平洋の重要戦略拠点になるだろう。富嶽は5トンの爆弾を装備してアメリカ本土往復爆撃を行える能力を持つことが想定されていたが、この作戦ならば9トンくらい積めるかもしれない。
    2 ただし、富嶽はアメリカの多数の戦闘機部隊の迎撃を回避しなくてはならない。日本の護衛戦闘機部隊が数的、性能的にどれだけあてになるか?アメリカは海軍艦艇をも動員して基地周辺対空砲火を強化するかもしれない。したがって、B17によるドレスデン爆撃のように、かなりの高度から爆撃するのではないか。B29の対日爆撃高度は3000〜4000m程度が多かったようだが、富嶽の作戦の場合、これより高くなる。
    3 爆撃高度が高くなる分、爆弾命中率は低下するので、多数の爆撃機をそろえるか高性能な爆撃照準装置を搭載しなくてはならない。19年中期において艦艇や戦闘機の生産を縮減するとしても、最大限努力して20年8月までに数百機程度では?(B29の場合、各型合計4000機くらい、これを対日戦に投入している)。当時の国力、B29よりコストが高いことも考えると、生産数は20分の1以下では。
    4 19年中期に100機程度そろえられたとして、これで夜間爆撃をかけるとする。基地上のB29を叩くなら焼夷弾で十分だろうが、最初は奇襲効果があるものの、アメリカもB29をハンガーに入れるなど対応策を講じるだろう。そもそも、B17によるドイツ爆撃に比べると非常に少ない数である。ハワイなどの前線司令部を狙うにせよ、1回の奇襲攻撃で相手にかなりの打撃を食らわせるような効果は期待できない。問題は、富嶽の減耗を最小限にするとともに、出撃回数を増やすだけの資源、国力が当時の我が国に備わっているかである。再出撃に時間がかかる、十分な機数をそろえられないとたいした効果は上げられない。
    いかがなものでしょうか?
    アリエフ

  12. >10&11

    機雷で真珠湾封鎖するのは駄目?
    B-29の爆撃で一番効果的だったのもそれだし
    19年中にやるなら、これで米機動部隊の行動を大きく牽制できると思う
    B-29基地に対しても同じですな、爆弾も燃料も船で運んでるんだから
    機雷で封鎖するのが良いかと・・・

    これだったら、高高度爆撃に拘らなくても良いだろうし
    爆撃精度の問題も緩和するのでは無かろうかと想像します


    SUDO

  13. >9 「開発費込み」ですか?
    弥空さん宛て
    わかりません。桧山良昭さん(幻の超重爆撃機 富嶽 作)
    の奇想艦隊 誌上インタビューで語ってたか、あるいは何
    か別の本かで知ったのです。出所不明で申し訳ありません。


    3番爆弾

  14. う〜む、大和一隻分か・・・
    するってえと、富嶽1機でざっと連山160機、零戦だと1000機分かぁ。

    どっちがトクかよ〜く考えてみよお(冷)
    tackow

  15. ↑ でも、これだと開発費+賄賂分もたんまりはいってるな。
    tackow

  16. >12 19年中に富嶽による機雷封鎖作戦が成功し、太平洋の米艦隊やサイパンの基地が十分機能しなくなったとして、アメリカも同様に重爆による機雷封鎖をもっと大々的に展開するのではないかと思うのですが。日本本土への爆撃よりも日本周辺やフィリピン、台湾などの港湾機雷封鎖に重爆を回し、日本を日干しにすることを狙うでしょう。太平洋での攻勢のテンポを鈍らせる代りに、B29を本来の目的である対ドイツ爆撃に大量投入し、その結果、ドイツの降伏が少し早まるかもしれない(と言っても最大1〜2ヶ月程度だろうけど)。
    20年3月頃、ドイツ降伏し対日戦に全精力を注ぎ込むとして、フィリピンは放っとけば良いから、ヨーロッパから新型戦闘機を回して富嶽部隊を徹底攻撃、壊滅させる。そしてサイパンからB29による攻撃を再開、日本周辺の大量の機雷により日本海軍は港に釘付けでほとんど役に立たない、ソ連の満州侵攻も早まるだろうから、ソ連が朝鮮半島ソウル近辺にまで進出してしまうかもしれない?むしろ、戦後の極東情勢がかなり変わってくるような・・
    アリエフ

  17. 「米国本土を直接攻撃できる」兵器を保有したこと自体を活かす手段としては、「BC兵器を搭載して、そのことを知らせる」と言うのも有得るでしょう。もちろん相手も報復手段をほどなく用意しますから、千日手(=冷戦)になります。ただし、史実においてソ連が崩壊したよりもずっと早く枢軸国経済は軍備負担に耐えられずに崩壊しそうですが。
    たかつかさ


Back