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911 大日本帝国の航空機の中で、試作品は震電、橘花、富嶽、秋水、連山、天雷
以外に、何かあるでしょうか?
富嶽

  1. 普通はどんな量産航空機であろうとも試作品を作りますので、
    全部書き切るだけの根性が私には有りません。よって一部のみ
    挙げるに留めておきます。

    零戦の試作品もあるでしょうし、隼の試作品も有るでしょうし・・・。

    SADA

  2. 御質問に挙げられていたもの以外にも机上に終わったものから試作機が飛んだものまで色々有ります。
    光人社NF文庫「幻の新鋭機」を御一読下さい。概要は掴めると思います。
    yuji

  3. 計画機、試作機は山ほどあるので、それはその手の本を読んで貰えれば把握できますが、期待されていたのはどんな試作機なのか、という視点からでしたら、少しご紹介します。

    昭和二十年度飛行機総合生産計画表(海軍航空本部)より戦闘機名を抜粋しました。

    甲戦闘機 キ61−2、 キ84、キ106、紫電改、零戦
    乙戦闘機 キ102甲、雷電改、紫電改、天雷
    丙戦闘機 彗星(タービン付)、彩雲改(タービン付)

    更に同年度飛行機試作計画表(海軍航空本部)には

    甲戦闘機 キ87、キ94
    乙戦闘機 キ83、烈風改(甲、乙)震電
    丙戦闘機 電光

    といった機名が上がっています。生産計画表に混ざっている試作段階の機体は早期実用予定とされています。
    試作計画に載っている機体は年度が年度だけに相当絞り込まれてはいますが、未だ時間の掛かる機体ということです。他の数多くの試作機、計画機は中止、または実験機として扱われたと考えて結構です。
    また、海軍の計画に陸軍機が併記されているのは陸海軍機種統合の結果です。

    BUN

  4. 『日本陸海軍試作/計画機1924〜45(野原茂、グリーンアロー出版社1999;ISBN4-7663-3292-X C0076、税別3200円)』というそのものズバリな図鑑もあります。
    大戦中の実戦機を知る手がかりとするには大戦前の試作機について知っておくとなにかと便利です。
    Schump

  5. 陸海軍の機種統合、あまり知られて居らず、何かワクワクするお話ですね。
    ぎりぎりになってなお、その状況の中で軍は相応に努力していたのだ、という思いを強くします。さて、

    > 甲戦闘機 キ61−2、 キ84、キ106、紫電改、零戦

    キ106、代用材料-木製の四式戦ですね。これは昭和19年の9月に試作され、性能低下が大きいため実用化されなかったと思っていたので、昭和20年の段階で名前が挙がっているとは、驚きました。
    昭和20年度計画と言うことは計画検討時期は19年末から20年始めと思われますので、そのようなズレもあったのかも知れませんね。昭和20年2月に試作機が完成したもののやはり実用化を断念したキ87の名前があるのも同じ事情でしょうか。
    また一方、有望視されたという金星四式戦ともいうべきキ116 はここには挙がって居ないのですね。こちらは時期が遅すぎたのでしょうね。
    お楽しみチケット

  6. この時期の軍備計画はそれこそ、1〜2ヶ月経つと大きく変更されてしまいます。
    それを面白いと感じてくれる方が多いようでしたら、各資料を纏めて流れのわかる一覧を作りたく思います。
    BUN

  7. ↑ BUNさん、ぜひお願いします。いかなる状況判断のもとに飛行機を「試作」しようと計画したのか、その背景に大いに興味があります。楽しみにしております。
    お楽しみチケット


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