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916 909が3式戦ばっかになったので、ここで4式戦について話しませんか?
こいつがF6Fに対してもっていた優位性ってなんなんでしょ?
特に性能でも運動性でも優れた面が見つからないんだけど・・
ジンギスカン作戦

  1. 四式戦は、実戦ではカタログ通りの性能を発揮出来ないケースが多かったようです。速度はP38はおろかF6Fにも追いつけず、旋回性能はF6Fに劣り、急降下からの引き起こしの際の沈み込みもF6Fより大きかったとも聞きます。
    しかし、初期に生産されたため誉エンジンの加工精度が高かった試作、増加試作機を装備した22戦隊や整備方法を巧みにアレンジした47戦隊の四式戦は、P51やF6Fを相手に高い戦果を上げています。 
    好調の四式戦とF6Fを比べると、速度と上昇力では四式戦有利、旋回性能はF6Fがやや有利、急降下性能はたぶん互角、といったところでしょうか?
          
    フッフール

  2. 一飛練のキ84搭乗員の回想で「四式戦とグラマンの性能は同じくらいだが、向こうは数が多くて多層配備なので苦戦した」という話がありました。実際に乗って戦う搭乗者にとって些少のカタログ値の優劣は体感できなかったのでしょう。
    ささき

  3. 聞いたことがある説を少々・・

    ・プロペラピッチを頻繁に戦闘中に変えねばならず操縦が面倒。
    ・操縦桿を押しても、二式単戦ほど降下できない。(機首が下がらない)
    ・加速はダブルワスプの米機より低い。
    うえるず

  4. 戦後米国で完全に整備しハイオクを入れた状態では P-51, F6F を上回る速度と運動性の両立を見せ米軍を驚愕させたそうです。米国の研究者には「Best Fighter in WW2」と断言する方もいます。
    しかし米軍作成による疾風の操縦マニュアルを見ると飛行中は筒温・油温・回転計を注視すること(特にプロペラガバナ不調による過回転が多発したらしい)、過給器一速/二速の切り替えタイミング等についてかなり細かい注意書きがあり、「誉」が気難しいエンジンだったことを窺わせます。
    ささき


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