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960 ホーカー・タイフーン/テンペスト系についても同様に、飛行特性、同時期他機種との優劣のニュアンスを御教え願えませんでしょうか。
はたの

  1. タイフーンとテンペストは別機と考えたほうが良いと思いますが。
    http://user.tninet.se/~ytm843e/stories.htm
    この URL にテンペストと闘ったドイツパイロットの体験談が書かれており
    興味深いです(ただし英文ですが)。

    ・JG301 のパイロットが地上50mの超低空でテンペストと水平巴戦に入り、内側に食い込まれて慌てたテンペストが無理な操縦のため片翼失速からのスピンに入って墜落する談話が載っています。
    ・高度 3000m? でテンペストパイロットが Fw190D-9 の後方に占位したものの垂直上昇で回避され、これに追従したところ失速してしまい、慌てて回復操作の最中に射弾を食って不時着する話があります。
    ・英軍で行われた Bf109G-2 vs テンペスト Mk.V の模擬空戦では、20000ft(6000m)以下の高度ではテンペストが速度に優れるもののそれ以上の高度ではほぼ互角、上昇力は 5000ft(1524m) 以上において Bf109 が優れ、急降下の突っ込みはほぼ互角だが持続した急降下では頑丈なテンペストが有利で Bf109 を振り切れる、水平旋回はテンペストやや有利、横転は 350kt(630Km/h) までほぼ互角だがそれ以上の速度ではテンペスト有利、となっています。
    ・この模擬戦の結論は「Bf109 が絶対有利なのは低速における連続上昇のみ。高速さえ維持すればテンペストは常に同等以上の機動を保てる」となっています。

    上記の資料だけで判断するのは軽率ですが、ホーカー・テンペストという飛行機はどうやら P-51 よりかなり重く、P-47 より少し軽い感じだったようです。
    ささき

  2. 追記。上記一番上の「JG301」の使用機は Ta152(サブタイプは不明) でした。このパイロットの記述によれば、低空での旋回戦なら Ta152 はテンペストに対し圧倒的に有利だったようです。
    ささき


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