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999 ヘルキャットとに圧勝できる戦闘機は、大日本帝国にあったのでしょうか?
富嶽

  1. 圧勝、はないですね。
    大体技術レベルに大差なければ、出来上がる飛行機の性能にも極端な差はでないもんです。
    まして相手は自分より上手の技術をもってるわけで。
    勝井

  2.  量産化された実用機では「圧勝できる」機体は無いですね。疾風や紫電(改)の搭乗員は「F6F と性能的には互角だった」と回想しています。
     それに大戦初期の零戦にしたって、一世代古い P-40 や F4F 相手に「圧勝した」わけではありません。撃墜確実と報告された敵機の多くは被弾しながらも急降下離脱して生還しています。零戦が本当に「圧勝」できた相手は中国軍の複葉ホークやフィリピンの P-26 など二世代以上古い機体だけだったでしょう。
     そういう目で F6F を見ると、これは 2000hp 級単発単座戦闘機としてオールラウンドな性能で平均点以上の性能を持つ傑作機ですから、同程度のエンジンを積んだ同世代の機体が性能差だけで「圧勝」することはおそらく不可能です。シーフューリーや Ta152 など一世代後のレシプロ戦闘機なら有利に空戦を展開することはできるでしょうが、それでも圧勝という程の性能差になるとは思えません(震電や烈風がカタログ通りの性能を出しても「圧勝」とは言いきれないでしょう)。性能差だけで圧倒するには P-80, F9F クラスのジェット機の性能が必要だと思います。
     そういう意味では「秋水」が一番近いかと思います。少なくともエンジンが生きている限り F6F は絶対に追いつけません。ただし基地上空10分限定、滑空中や地上への銃撃は禁じ手という条件つきですが。
    ささき

  3. ただ、ヘルキャットを「翻弄」できる飛行機ならありそうです。
    無理に戦わず、防衛陣を突破して攻撃機を迎撃できる、という意味で。
    震電で十分じゃないかな。
    勝井

  4. >3. 震電の敵はあくまで重爆(B-29)であって護衛戦闘機と喧嘩するのは筋違いですから、勝てなくても負けなければいい訳ですね。
    ささき


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