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1008 ドイツが開発したジェットエンジンについておしえて欲しいのですが。
Jumo004シリーズ(計画含む)、BMW003シリーズ(計画含む)
の開発(実用化)時期、推力、サイズ、特徴など解る範囲でかまいません。
どうかおしえてください、お願いします。

JT

  1. Jumo004B
    全長:3.50m、直径:0.76m、空気取入口面積:0.46平方m、重量:740Kg、
    最大推力:900Kg/8700回転、

    BMW003
    全長:3.63m、直径:0.39m、空気取入口面積:0.37平方m、重量:624Kg、
    推力:800Kg/9500回転

    モデルアート臨時増刊No.367「メッサーシュミットMe262」P94〜95より。
    KI-100

  2.  オリジナルの資料等もありますが、探すのに時間がかかるので、とりあえず主に
    ドイツの当時の開発関係者による技術書のデータから、大まかなものを抜粋します。

    BMW003A(1943年)、推力800kg(9500回転)、全長3530mm、直径690mm、重量570kg
             圧縮機7段、タービン1段
    BMW003C(1944年)、推力900kg(9800回転)、全長等003Aと同様、重量不明
             圧縮機とタービンも003Aと同様で回転数を上げた推力強化型
    BMW003D( ?年)、圧縮機を8段とし、回転数を10000回転とする計画だったもの

    jumo004A(1941年)、004B型のもとになったエンジン
    jumo004B(1941年)、推力910kg(8700回転)、全長3864mm、直径765mm、重量850kg
             圧縮機5段、タービン1段、004Aを安価な材質とし量産化したもの
             (004BシリーズはB-0、B-2、B-4などがある)
    jumo004C( ? 年)、タービンブレードを空冷式にするなどして推力を強化したもの
    jumo004D(1744年)、全長等は004Bと同様で推力930kgのもの
    jumo004E(1945年)、推力を1000から1200kgの予定のもので、世界で最小にアフター
              バーナーをつけたジェットエンジンといわれ開発中だったもの。
              1945年中に量産予定だった。
    jumo004H(1945年)、推力1800kg(6600回転)、全長3950mm、直径860mm、重量1100kg
              圧縮機11段、タービン2段の大型エンジンで当時組み立て中だったもの

    国江

  3. ロンドンの科学博物館の航空部門の展示から。

    Jumo 004B 重量744Kg、推力1980ポンド/8700回転

    BMW003 重量567Kg 推力1760ポンド/9500回転

    この二基は上下二段のラックに並べて展示してあります。
    SHI

  4. みなさん、情報ありがとうございます。
    ついでの質問で申し訳ないのですが、ハインケル社で開発された
    HeSシリーズもおしえていただけませんでしょうか?
    お願いします。
    JT

  5. ↑2.と同じ資料から抜粋します。

    HeS3b(1939年)、推力500kg、全長1630mm、直径1200mm、重量360kg
            世界最初に飛行したジェット機He178に搭載
    HeS6( ” )、推力590kg、1700x1200mm(全長と直径)、重量420kg
    HeS8(1942年)、推力720kg、1675x775mm、重量386kg
            Me262のライバルHe280に2基搭載
    HeS10(1940年)、推力740kg、4650x1640mm、重量500kg
    HeS11A(1944年)、推力1300kg、3345x805mm、重量885kg
            Ta183、Me262などに搭載予定の当時最大級の推力をもつもの
    HeS30(1941年)、750kg、2850x562mm、重量375kg

    (注) HeS011はHeS11のことで、011やjumo004などの00ナンバーは、本来はドイツ
    航空省の航空機関連機器を統一番号で呼ぶときに使用するもの
    国江


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