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1080 震電は戦爆迎撃戦や対戦闘機戦などでは役に立たないと聞きましたが本当なのでしょうか?深い知識をお持ちの皆さんの意見を広くお聞かせ下さい。
震電は日本人の夢だと思っていたのでかなりショックでした。
きんめる

  1. 対重爆迎撃に役立てば十分です。第一、私は生粋の日本人ですが震電に夢を託したこ
    とは一度もありません。
    R

  2. このサイトでは震電について討論され尽くした感があるのですが、結局機体側でどう頑張ったって搭載したエンジン(これがまた試作止まりで海とも山とも知れない代物)以上の性能は出せないのです。震電の計画値である最高速度 750Km/h という数値にしても、同時期に試作あるいは実用化されていた他国の大馬力プロペラ戦闘機に比べて何ら際立った値ではありません。先尾翼形式だから強いとか速いとかいうのは幻想に過ぎないのです。
    ささき

  3. 某小説とか某フライトシュミレーションゲームのアドオンとかではやたら強かったのですがそれもに幻想・・・・中々寂しいものがあります。(ゲームにそういうのを求めてはいけないか)
    完成していたら評価も変わっていたかもしれませんね。その点ではまだ夢なのですが^^;

    Pさん、ささきさん有難う御座いました
    きんめる

  4. 震電のような形態の飛行機を独自に開発し、実際に飛ばしたという事実は、
    私にはスゴイことだと思えるのです。
    750km/hは、航空先進他国の新鋭機と比べて、なんら遜色のない数字です。

    震電は日本が他国に誇れるものであると私は思っています。
    全速試験が行われなかったことが残念です。

    どんべ

  5. >4. 750km/hは、航空先進他国の新鋭機と比べて、なんら遜色のない数字です。
     確かにそうなんです。むしろ同時代の新鋭機が 2300〜2500hp のエンジンで同程度の速度を達成しているところからすると、機構的に無理を重ねてやっと 2000hp を出せる(かもしれない)空冷エンジンでの 750Km/h は立派とさえ言えます。
     しかし震電はレーサーではなく兵器なのです。日本航空技術の集大成としての評価を与えることはできても、「もし 1945 年中に実戦化されたら圧倒的威力を発揮したろう」というような仮想戦記的評価を与えることはできません。ましてや震電の実機は 1945 年 8 月に初号機がやっとこさ試験飛行を行っただけなのです。
     同じ頃米軍は最高速度 783Km/h を誇る P-51H, 740Km/h の P-47N 等の大量生産を始めていました(開始直後に終戦でキャンセルされましたが)。もし戦局が少しばかり日本に有利で大戦が 1946 年まで伸びたとしても、震電が戦場に出る頃には最高速度 900Km/h 近くに達するジェット戦闘機 P-80A が大量配備されていたことでしょう。
     震電にもジェットを積んだ発展型の計画はありましたが、到底戦力化し得たとは思えません。もちろんそれは震電や設計者の責任ではなく、これほど基礎工業力に差のある相手に戦争をおっ始めた軍部・政治家そしてそれを容認した国民すべての責任でしょうが、兵器とはそういった部分も全部ひっくるめて評価されなければならないと私は考えています。
     あまり厳しいことばかり書いているとスミソニアンの震電が化けて出そうなので、こんなページをどうぞ。兵器としての実力はともかく、震電のスタイルセンスの良さはアメリカ人にも感銘を与えずにいられないようです。
    http://www.eagle.ca/~harry/aircraft/shinden/index.htm
    ささき

  6. >あまり厳しいことばかり書いているとスミソニアンの震電が
    そうですね、では私もちょっと供養を(笑)
    旧「世界の傑作機」の震電の巻を各号合計20冊くらい持っていたことがあるくら
    い私も震電が好きです。(ああ、あのころは若かった。)
    数年前ゲームデザイナーをやっている友人に請われてそのうちの一冊を譲った事が
    ありますが、寡聞にしてそのゲーム名を知りません。
    きんめるさんがそのゲームをプレイされたのならちょっと申し訳ないような気もし
    ますね。
    R

  7. 震電は実戦記録が無く試作だけなのだからこそ夢が膨らみますね。
    富嶽

  8.  いや、他国のほぼ同性能機は既に実用試験が始まっていたところが、
    こっちは初飛行を終えただけなんです。夢は夢でも、これは悪夢としか
    言いようがないと思います。

    SADA

  9. 言葉が足りなかったみたいなので、追記。
    「IF」を設定して、「強かった」「いや弱かった」という議論は抜きにして、
    実績を純粋に評価したいということです。

    どんべ


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