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1118 昼間しか書きこめない78です。
スピッツファイヤのマリーンやME-109のDB601等の水・液冷エンジンの後ろに付いている渦巻き状の部品に「加給器」の説明が付いてたのですが、これは「機械式」なのか「排気式」なのか、どちらでしょうか?
以前、スピッツのマリーンは2段2速加給器だと聞いた覚えが有るのですが。
78

  1. 機械式加給器です。ただし、マーリンのものがギア駆動(マニュアル変速装置)であるのに対し、DB601のものは流体継手(いわゆるトルコン〜自動変速装置)を使用して駆動されています(普通はギア駆動)。
    圧縮器の形式としては遠心式圧縮器で、中心部から取り入れた吸入空気(これまたマーリンがキャブレター通過後の混合気であるのに対し、DBはGDIなので単なる空気)をインペラ(古い洗濯機の底にある羽根のようなもの)の回転による遠心力で外周部に押し込んでやるわけです。
    なお、2段2速式のマーリン(俗にいう「マーリン60系」)の加給器はこれが2段重ねになったもので、キャブレター→一段目(後方)→ディフューザー〜導風路(ウォータージャケットあり!)→二段目→アフタークーラー(熱交換器)→エンジン吸気管という経路を通ります。
    Schump

  2. 加給器・・・。
    愛、が無いか・・・

  3. 確かに変換してもでてこない「過吸」(^^;
    加給機ではなく過吸器です、だと思います。
    それで機械式なのか排気式という事ですが
    「機械式」は発動機からの動力をギアなどを介してインペラ
    (空気を送り込むための羽根車の様な物?)を回転させ
    吸気能力を高める事によって安定した推進力を得る物だと解釈しています。

    一方「排気式」はというと、、、
    すいません、これ以上書くのは私の勝手な解釈の駄文が続く事になると思うので
    どなたかフォローして下さい、宜しくお願いします。

    マーリン、DB601とも「機械式」だと思うのですが、、、


    J2

  4. 惜しい、あと一歩です。がんばって変換だ!
    BUN

  5. 一応自分でつっこんどきます、
    BUNさんにもがんばれといわれたんで(笑)
    単語登録も訂正しておきました。
    過給器です、これで間違いない。
    すいません、カンニングしちゃいました。
    今日は古本屋街に丸メカの昔のやつを買いに行きます。

    J2

  6. マーリンは2速、DB601は無段変速の「機械式」です。
    ちなみに、R2800(F6F、F4U)の場合は
    ニュートラル-1速-2速で、実質2段3速なんて過給機も
    あります。

    ターボの方は排気圧で過給機を駆動します。
    過給機の駆動にエンジンのパワーを食わないのが利点です。
    過給機の駆動で消費する筈の馬力を考えなくとも良いので
    機械式よりも大きい過給機を採用できます。

    もう一つ、機械的につながっていない点も利点と思います。
    機械式過給機はエンジン回転数を6〜8倍に増速して駆動
    するので、トルクの脈動や回転の加減速時の過給機駆動系
    の負担が大きく、大きな過給機の駆動は難しい筈です。

    林檎

  7. >6. ただしターボは熱対策が大変で、軽量化しようとエンジン近くにターボを置いた機体は大抵過熱で失敗してますね(日本のキ87、米軍 XP-37, XP-39 など)。また分散排気管による推力増加には侮れないものがありますが、ターボにするとこの推力を食われてしまう欠点があって、トータルで見た場合どちらに軍配が上がるか中々微妙なところです。
    ささき

  8. >エンジン近くにターボを置いた機体は大抵過熱で失敗してますね
    P47の潔さを見習うべきだった(笑
    熱いターボ過給機を通った空気は歯車式過吸機よりも
    余計に加熱されたでしょうから、インタークーラーも
    大きな物が必要になるかもしれません。

    歯車式とターボの損益分岐点は高度によると思います。
    ただ、戦闘機に限れば確かに微妙でなんとも言えません。
    熱くてデカくて重たいターポ、戦闘機には支払うコスト
    が大き過ぎるかもしれません。

    林檎

  9.  でも、イギリスやドイツで作った高々度戦闘機は、
    機械過給の機体ばっかりですよ。

     それで日本機よりも高い高度で戦闘・・・ロンドン上空の
    Ju86偵察機迎撃・・・していたはずです。

    >熱くてデカくて重たいターポ、戦闘機には支払うコスト
    >が大き過ぎるかもしれません。

     制空戦闘機に支払うコストとしては大きいでしょうね。では、
    戦闘爆撃機のような格闘戦を捨てた大型戦闘機をつくるなら?

     でかくて重たいという欠点は、エアフレーム自体がさらに
    大きくて重くなれば埋没してしまいます。

     実用化した排気タービン装備戦闘機が 双発のP-38 と 零戦の2.27倍の
    馬力、零戦の2.27倍の重さをもつP-47 だったのはある意味必然だったのかも
    しれません。

    SADA

  10. 誤字に誤字を返した私が悪うございましたm(_ _)m
    Schump

  11.  誤変換に対するツッコミより…

    横文字のカタカナ表記に正解はないのですが、
    あの戦闘機を「スピッツ」(いぬ?)と呼んでほしくない、
    と思うのは私だけでしょうか?

    どんべ

  12. (粗大ゴミ)
    実は「スピッツ」ファイアにはわざとツッコみませんでした。

    …なぜならハヤブサで最強な感じだから…
    Schump

  13. 前から疑問に思っていましたが、P47に排気タービンが搭載されていなかったとしたら、大戦における活躍の度合いは変わったのでしょうか。下手したら、搭載されていなかった方がより活躍できたのではないかと思ってしまうのです。
    しいま

  14. 本当はアメリカ以外を排気タービンをやりたかったけど
    排気の高熱に耐えるタービンの材質の問題でその他の国は実用
    できなかったんじゃなかったでしたけ・・・・

    ROCKS

  15. >13. 大戦末期の地上銃撃だけを見ていればそういう気もしますが、P-47 はマーリン搭載 P-51 が登場するまで米陸軍の貴重な高々度戦闘機でした。双発で値段が高く稼働率も低い P-38 に高々度戦闘を一任して、P-47 を低空専用に改造することは米陸軍の戦略として考えにくかったと思います(低空専用なら P-39/40/51A という顔ぶれが揃ってますし)。
    タービンを省略すれば値段が安くなり量産性が上がるメリットはあったと思いますが、P-47 は一万五千機も量産されており P-40, P-51 を抜いて製造数ナンバーワンなんですよね。恐るべしアメリカの工業力。
    なお戦闘飛行性能とは何の関係もないのですが、腹部に大きく膨れたタービンダクトを持つ P-47 は不時着に強い特長がありました。映像を見たことがありますが、回転するプロペラが地面を噛んでベロンベロンに曲がってしまったのにパイロットは平気な顔をしていました(^_^;)
    ささき


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