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1132 爆装した戦闘機が地上目標 攻撃する場合どのように照準を定めるのでしょうか?。

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  1. 戦闘機は原則として水平爆撃を行いません。前方の射撃照準器(日本軍の場合は「射爆照準器」と明記されています)を頼りに急降下(30度もあれば充分急降下です)ないし緩降下爆撃を行います。うまく命中させるには追い風に乗って爆弾弾道をなるべくフラットにするのがコツだったとか。
    今の戦闘機(F-16 など)は爆撃用の照準モード CCIP(Computer Calculated Impact Point)や CCRP(Computer Calculated Release Point)を持っており、目標をマーカーに捕らえて爆撃コースに乗せ降下−引き起こしを行えば、放物弾道が目標と交差する地点でコンピュータが自動的に投弾してくれます。
    ささき

  2. 「を」が抜けてしまいました、すみません(キーボード入力初心者なので・・)。
    >1.佐々木様、回答有難うございます。今、フライトシムの「Mig Alley」をやっているのですが爆弾の投下が全ったくうまくいかないので質問しました。
    お答えの中の「爆弾弾道をなるべくフラットにする」ために進入時の高度やスピードは決められていたのでしょうか?。


    質問者

  3.  服部省吾著「戦闘機の戦い方」PHP 研究所刊(S-012)にそのものズバリ F-86 による対地攻撃の様子が描かれています。氏の記述によると急降下爆撃の降下角は 35〜60 度(かなり深いですね)、残念ながら高度・速度についての記述はありませんが、パターンを掴めば目標 10m 以内に着弾させる事が可能だったそうです。
     もう一つは地表スレスレを高速で飛んで爆弾を落とし地面を跳ねさせて目標側面に当てる反跳爆撃(対水上攻撃が有名ですが陸上でも使うようです;ヨーロッパでは P-47 がこの戦法でドイツ戦車の側面を狙ったという話もあります)で、こちらは「目標のてっぺんから +10m 上を約 700Km/h で飛ぶ」とあります。投下時期は「時間にして 0.2 秒、この瞬間を逃さず投下ボタンを押せば確実に命中する」とありますが距離の見極め方については記述がありません。また「ロケット弾や機銃掃射は横滑りがあると絶対命中しないが、反跳爆撃はラダーを一杯に使って横滑りさせても、機軸が目標真上を通過するコースを通っていれば命中する」という興味深い記述もあります。
     FSMでこれらのテクニックがどこまで使えるかわかりませんが、参考までにどうぞ。
    ささき

  4. >3.地面で「反跳爆撃」が出来るとは知りませんでした。地上10数メートルを 700Km/hで飛びながら爆弾をリリースするというのは、かなり度胸のいる技ですね。P-47 だから出来たのでしょうか。
    他のフライトシムでも色々やってみます。有難うございました。
    回答者

  5. >4. 誤解のないように注釈しておきますと、「目標高+10m を 700Km/h で」というのは服部氏による F-86F の対地攻撃法です。P-47 がどんな諸元で反跳爆撃していたのかは資料がありません。また私の冒頭にある「追い風に乗って」という記述は東部戦線での Bf110 による緩降下爆撃の様子ですが、こちらも諸元については不明です。
    ささき

  6. >5.すみません。お答えを誤読しました・・・。
    質問者


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