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大戦当時の日本の工業力で外国製の水冷エンジンを国産するとしたらどれが作りやすかっでしょうか?ダイムラーベンツ、ユンカース、アリソン、ロールスロイスのうちどれが適当でしょうか?ベンツとロールは複雑だと思いますが、、、 ロックマン |
まなかじ
Schump
クランクシャフトの長大さはどうにもならないとして、
せめてシリンダー鋳物くらいは小さいものの集合にしたい
ところですし、ヘッドとシリンダーバレルを別体にしたい
ところ。
ベンツのV12よりはまだロールスロイスV12の方が
(性能を出せるかどうかはともかくとして)生産は楽だろうと
思います。
本当は、日本のエンジン工業の水準に合わせた新設計エンジンが
ベストなのでしょうけれども。
たかつかさ
ロックマン
でもこのエンジンキ―61の試作の際に話が出てこないのですがどうなっているんでしょうかねえ。
哲セ
を載せてますね。エンジンの生産も試みられたのですか?
ソ連はこの680(12X)〜860(12Y)馬力の
エンジンを1280馬力迄改良して大戦中に10万基以上!
生産したと在ります、凄まじい(汗
林檎
フランスもソ連もメートル法の国、ソ連で生産されたクリモフ M-105 系のエンジンは元のイスパノと高い互換性がある上寒冷に強く、フィンランドではモラン・ソルニエ406のエンジンを鹵獲品のクリモフに積み替えて運用していたそうです。
ささき
陸軍も同時期に同じエンジンを積んだキ−12を試作していますし、中島も
陸軍向けに液冷エンジンの試作(型番失念)を行っていますので陸軍の方が液冷
エンジンの導入に積極的だったのでは?
話は変わりますが、ふと思いついたのですけどハ−9を片側一気筒ずつぶった
切ってV10にしてDBを参考に機構の近代化を行うってのはどうでしょう?
排気量はDB601とほとんど変わらないので冷却や加給がうまくいけば…。
でも振動問題が出そう。
哲セ
ミクリンの方は最終的に500馬力−>3100馬力に達した
そうです。(ハ−9の方はストロークが20mm足りないけど)
データーベースのエンジン一覧を見ると、日本も随分と
水冷やっているのに驚きます。
DBはやめてイスパノスイザかBMWでいっても良かった
とも思えるし、日本の技術では600〜800馬力が
精一杯だったとも思えます。マーリンやDBも秘密の仕掛け
があるわけでなくて、材料、理論、加工精度、そして長い
開発期間で性能を獲得した、結局そういう事だと思います。
林檎
ミクリンの方は3100馬力まで大切に育てて使った。
目新らしい技術に飛びつく浮気性、あるいはすぐに諦めて
他にすがる他力本願、これが日本の水冷の一番の問題点
かもしれないです。
林檎
アメリカはゲテモノエンジンの宝庫です。しかもゲテモノを開発する一方で R-2800, R-3350, V-1650, V-1710 といった通常形式エンジンの改良を続けながら大量生産する余力がありました。
「誉」に賭ざるを得なかった日本との底力の差を痛感します。
ささき