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紫電についての質問です。紫電11型は甲型以降、20o機関砲パックを両翼下面に装備していますが、大幅な性能低下は招かなかったのでしょうか?ドイツのBf109などはこれでかなり性能が落ちたと思いましたが。 淡州 |
また Bf109 の自重は約 2t、両翼の機銃ポッドに入った機銃は MG151/20 なら約 40Kg、MK108 なら約 55Kg(弾薬含まず)。これに対し紫電は自重約 2.6t で 99式二号銃は約 35Kg と、機体サイズと機銃の重量にかなりの格差があった事を考慮する必要があると思います。
紫電の場合、Bf109 ほどの極端な性能低下はなかったのではないか、と私は思っています。
ささき
あんなのぶらさげて空戦しようと言うのだから。
強風の主翼は五式戦のエンジン架と同じくらいの
天佑ですね。
ゼロとくらべてたいして性能に差が無い、という
指摘も散見しますが、性能表に現れないところに
リソースを割いている、これもその一例だと思い
ます。(無駄と取るか余裕と取るか)
林檎
http://home.att.net/~jbaugher1/p39_19.html
図面で見るとこのガンポッド、プロペラ回転面から異常に離れた位置に付いてます。左右の機銃間隔なんと約6m。機首集中武装がエアラコブラの売りなのに、この機銃配置は少々情けないです。
しかもわからないのは、改良型の P-63 キングコブラにもガンポッドが付いてる事なんですよねぇ。間隔は約4mに狭まりましたが、主翼を全面再設計しているのに何故ガンポッド?
2.
>強引なやり方を容認できてしまう所が紫電です。
おそらくポッドの抵抗による性能低下は算出(もしかすると実験も)して提示し、軍もその結果を検討した上でゴーサインを出していると思いますよ。
軍中央の判断が必ずしも現場の実状に即していない場合もあったかも知れませんが。
ささき
>あんなのぶらさげて空戦しようと言うのだから。
補足させていただくと、強度の面からは翼内装備にして桁に
銃身の通る穴をあけるほうがキツイので、むしろ空気抵抗と余剰馬力の方に
余裕があった(零戦と同等の性能で良いとするならば)ということでは
ないでしょうか。
たかつかさ
それからFw190は性能を上げるため、翼内砲4門のうち2門を取り外して運用した、という記述を見たことがあります。
淡州
>(もしかすると実験も)して提示し
強風は20mmx2門を翼内装備なのに紫電の場合
最初は翼内装備無し、翼外に20mmx2門装備と
あります。つまり翼内装備の方が追加されたんです。
(とりあえず翼外2門で出してしまった、この焦りは・・・)
計画はあくまで20mm4門ですが。
翼外装備でデビューしているので実機でのポッドに
よる性能低下のデーターは無かったかもしれません。
だから文句のつけようも無かった?(汗
むろんポッドによる性能低下の算出はしただろうし
ゆくゆくは翼内に収めるから性能は向上する、という
話しで進めたと思います。
もっとも、紫電の性能が満足いく物だったらそのままで
行ってしまうつもりだったと思います。
林檎
>6. 紫電11型の武装は機首の 7.7mm 二挺+主翼ポッドの 20mm 二挺だったのですね…。てっきり強風譲りの翼内機銃が先で、後からポッド機銃を増設したのだと思い込んでました(^^;)
ささき