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1244 第二次世界大戦時の日本海軍機は塩害対策として何か特別な塗装を施していたのでしょうか。
yuji

  1. していました。銀色に見える機体も全て防錆塗装が施されています。「下面無塗装」といった塗装解説は大間違いです。また、防錆塗装は下地の金属材料が異なると、それに合わせた別の塗料が塗られます。
    BUN

  2. 便乗質問で失礼します。防錆塗装を行っても「銀色に見える」ということは、
    クリヤー系の塗料を使っている、銀色の塗料を使っている、のどちらでしょうか?
    また、羽布張りや木製の部分はどうなっているのでしょうか?
    心花

  3. 便乗質問です。
    旧版の世界の傑作機、紫電、紫電改に海軍機の塗装作業に従事していた人の記事
    が載っており機体の下面は、無塗装でなく、灰色や、銀色を塗ったと書かれていま
    す。
    一方で、紫電、紫電改などは、写真で見ると無塗装のように見える機体もあり、
    また一式陸攻の残骸の写真で日の丸はくっきりと赤で残っている回りが無塗装に
    しか見えない写真もあります。
    本当のところ、無塗装の機体は、あったのでしょうか?
    ぼるた

  4. 防錆、下地塗料が透明または透明に近い、というだけのことです。塗装方法も陸上機と水上機、艦上機では異なりますが、外見上の差はありません。
    BUN

  5. 南方に残る海軍機の残骸などは、たいてい赤茶色の塗料が残ってますが、あれは防錆塗装でしょうか、それとも暗緑色の塗料が退色したものでしょうか。以前から気になっておりました。
    Sampon

  6. あれは保護下地塗料と考えて良いでしょう。あの塗装が行われている零戦他の機体は上塗塗料の剥がれが極めて少なく、上質の塗装がなされていたと判断できます。
    ここで言っているのは中攻等の銀色に見える機体にも保護塗料が塗られているということです。
    BUN

  7. >2
    >2
    紫電改に施された塗装の解説でよく
    「作業工程簡略化の為、機体下面は無塗装であった」
    あるいは本によって「物資欠乏の為、、、」とあるのは
    全て間違いという事になりますか?




    J2

  8. 無駄な改行、文字の重複がありました。すいません。
    J2

  9. BUNさん、回答ありがとうございました。
    暗緑色の零戦を例にお話を整理させて頂くと、
    防錆塗装(透明)>保護下地塗装(茶褐色)>上塗塗装(暗緑色)
    という理解でよろしいでしょうか。
    追加質問になりますが、陸軍機は防錆塗装が省かれていたのでしょうか。
    yuji

  10. 陸軍機については調査中。本に書いてある以上のことは言えません。
    ただ、今までの通説にもあまり根拠が無さそうだ、という所まではたどり着いていますので、しばらくお待ちください。
    BUN

  11. >10 了解しました。
    yuji

  12. 便乗質問が多く申し訳ありませんが
    透明保護塗料は零戦グレイ系塗装の保護塗装としての使用は無かったのでしょうか?塗られていたとすれば飴色塗装の復活も考えられますが・・・
    hana

  13. 正規には使用されません。零戦隊は補修用として透明保護塗料は持っていないと考えられるからです。ただ一一型の二色塗装等は補修を頻繁に必要としていた中攻隊が同飛行場に展開していたこと等から、限りなくあやしくはありますが、これも確証はありません。
    BUN

  14. 訂正、私の7での質問はBUNさんの1のコメントに対するものです。
    ご迷惑おかけします。
    J2

  15. でしたら回答しますが、それらの文章は執筆者が写真等を眺めて想像して書かれたものです。確証があってのことではありません。
    BUN

  16. >15
    回答ありがとうございます、まさか写真を眺めて想像して書いているとは
    思いませんでした。
    J2

  17. ↑それはけして「横着な方法」じゃないんですよ。
    写真から発見される事実もとても多いんです。例えば「高座工廠製の雷電のスピナは無塗装のように見えるのが特徴だ」といったことは、写真で見る以外、確認の方法がありません。どこの文書にも載っていませんし、ひょっとするとそんなことを言っているのは私ひとりかもしれません。写真でしか確認できない事は沢山あります。
    BUN

  18. >12. BUNさん、回答ありがとうございました。塗装に関しては、いまだ不透明なヶ所が多い様ですね。個人の研究では限界もあり、歪曲されてしまう可能性もあります。国家レベルでの研究を望むのは私だけでしょうか?
    hana

  19. 「国家レベル」での努力はもっと役に立つ分野で行って欲しいものです。
    堅気の人達は見向きもしない軍事史の、しかも兵器史の分野において、個人研究者の業績を甘く見てはいけません。我々はそうした人達の無償の努力によって大変な恩恵を受けているんです。模型雑誌の一解説者が何か間違えたからといって「個人研究では情報が歪曲される」とまで言っちゃあ、赤字出しつつ研究してる人達が浮かばれませんよ。
    BUN

  20. 19.「国家レベル」は記入後少々大袈裟だったと反省しております。個人の研究に頼っている現状に活動しやすい様、何らかの手助けが受けられる環境になればいいなとの想いで記入したかったのですが舌足らずでした。
    hana


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