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1270 旧ソビエト空軍のIL−2「シュットモビック」(どうゆう意味でしょう?)の諸元を教えて下さい。7・7mmはおろか、12・7mm機銃までもはじき返すという、その操行は、いったいどれほどの厚さがあったのでしょうか? 
Ms-09R

  1. ↑すいません。「操行」は「装甲」の間違いです。
    Ms-09R

  2. Il-2
    Schump

  3. (すみません、IME乱調…)
    シュトゥルモヴィク(SturmovikあるいはStormovik:直訳すれば「突撃するもの」、「襲撃機」と訳す。)一族から、代表的な型であるIl-2type3をご紹介しましょう
     全幅14.6m 翼面積38.5sq.m 全長11.6m
     自重4525kg 最大離陸重量 6369kg
     エンジン ミクーリンAM-38F(液冷V12気筒:離昇出力1750馬力)×1
     最大速度 403km/h@1500m 航続距離 764km
     武装(代表的パターン) 23mm機関砲×2、7.7mm機銃×2(以上翼内)
        12.7mm機関銃×1(後席旋回)
        爆弾・ロケット弾 600kg(4〜8発)

    なお、装甲板はエンジン・ラジエター、燃料タンク、操縦士席を囲むバスタブ状の鋼板溶接組み立てのもので、厚さは6〜8mm。それ以外の部分は普通の木金混成構造です。なお、後席には装甲はありません(よって後席の死亡率は前席の13倍とも)。
    Schump

  4. ついでに。↑のような装甲では7.7mmを止めるのがやっと(けっこう抜ける)、12.7mmだと「ぬけたあと人に当たって致命傷にならない程度に減速」するかどうかも疑問ではありますが、前後席の死亡率の差から、それなりの効果はあったのでしょう。タマはいつもまっすぐに当たるわけじゃないし。

    「不時着・墜落時に前にのめったパイロットが照準器に顔面ぶつけて大怪我」という事故が絶対にない画期的な照準システムVV-1については他の先生に譲ります。
    Schump

  5. シュトルモビクを「嵐を呼ぶ男」と訳している文献を見たことがあるんですが
    それは間違いなんでしょうか?
    Str

  6. >5
    「シュトゥルモヴィク」は英語を使って置きかえれば「”storm”を実行する人」なので、「嵐を呼ぶ男」「弾丸を雨あられと降らせるもの」「突撃・強襲するもの」のどれをとっても誤訳にはなりません。

    >4
    自己責任フォロー。VV-1の正体は「風防全面ガラスに照準線を描いただけ」です。
    Schump

  7. >schumpさま
    そんないい加減な代物で役に立つんですか?
    矮鶏

  8. >7
    全面→前面ですね…機動しながらの射撃ならともかく、降下爆撃ならば何とかなったようです。
    Il-2の話ではありませんが、突然対地攻撃任務を命じられたLa-5戦闘機部隊が、側面風防に降下角度をあわせるための(地平線と照合)斜め線、前面ガラスに十字を描いて対応した話もあります。この描きこみ位置を決めるまでには相当実験を繰り返したそうで、この細工をしたLa-5なら、初心者でも比較的容易に命中弾を出せたとのことです。
    Schump

  9. >schumpさま
    御教示ありがとうございます。ふうむ、ローテクも侮れませんね。
    矮鶏


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