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1334 MTPRについての質問です。(相変わらず第二次大戦中の国産ジェットエンジンを調査してます。)

(このような質問コーナーがあることに気付かずに前回は議論ボード2に質問を書いてしまいました。管理人さんごめんなさい)


ようやくMTPRを解説している文献を見つけたのですが、解説文中にATBという略号が出てきます。これっていったい何なんでしょうか?
文献を隅から隅まで読んだのですが、ATBの解説が書かれていないのです。

文献には、『〜〜〜、ATBに燃焼器を取りつけたガスタービンの実験を行ったがタービンとコンプレッサの効率が設計どおりの値が出ず、〜〜』と書かれています。


(参考)MTPRはMotor Turbine Propeller Rocketの略で正式名称(というより暗号名)はTR金物です。分類としてはターボプロップで3000HPの出力だったそうです。昭和17年暮に政府からの科学技術奨励金を元に研究が開始され、昭和18年3月頃から製作が始まりエンジン運転もしたようですが、失敗に終ったそうです。


ろく

  1. もしかして中途半端に古いマニア向けの解説書のようなものに書いてありませんか?
    その頃も教科書ではその用語は使ってませんが、一部現場では蒸気タービンと
    区別する意味で圧縮空気で作動するエアタービンの事をATBと言っていました。
    でそれが元でターボジェットの初期の頃に性能うんぬんの話をするのに「ATB効率
    がスペック以下だ」などと間違った使い方をするのがはやっていた時代がありましたけど。実際には燃焼ガスのタービンなのでGTBが本来の略号になるんじゃないかな。
    今ではこの言い方もしなくなったと思いますよ。10年位前までは今では現場に居なくなった人たちがしきりに使っていました。

    よく質問を読んでみたら書いてありますね。「ATBにCMBを取付、EXGでTBの実験を行った」訳ですよね。


    Sq

  2. やはり、そのような言葉でしたか。
    私が見たのは、専門用語と業界用語がいっぱい書いてある文献です。
    書いた人達にとっては当たり前だったはずの言葉が大量に使われていました。
    たぶん、関係者でない人達が読み手になるなんてことを想像せずに文章を書いたのでしょう。

    ちなみにその文献とは1961年発行の日立の社史でした。
    ろく


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