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1510 かなり昔の書物で、「日本軍用機写真集(雑誌「丸」編集部責任編集・光人社版)で試作特殊攻撃機「梅花」というのを見つけました。残念なことに写真やデータ類はついてなく、この機についての詳しい情報をお寄せください。(可能なら当機を見たことあるお方はその印象等などもお願いします。)
築城2000

  1. 古い本ですが、「日本航空機総集」出版共同社 に簡単な図面とデータが載っていたはずです。
    少々高価な上にやや古いですが、網羅性があって便利な本ですよ。
    形はV1ロケットにキャノピーを付けたような感じです。
    写真は構想のみの機体なので残念ながらありませんが、

    http://home2.highway.ne.jp/tabasa/plane37.htm

    が参考になるかと。


    エラガバルス

  2. 梅花はラムジェットの搭載を予定していました。図面は、作成されたそうですが
    最近の書物の図がそれに近いのかは、不明です。
    ぼるた

  3. ↑「ラムジェット」じゃなくて「パルスジェット」と言うみたいです。
    原理的に大差は無いようですが。
    taka

  4. グリーンアロー出版社「日本海軍軍用機集」ISBN4-7663-3161-3のP261に
    想像図(?)があります。この本は現在でも入手可能と思いますが。
    KI-100

  5. 梅花の要目と推算性能は次のとおりです。
    翼幅 約6.6m
    全長約7.0m
    翼面積7.6平方メートル
    自重750kg(最大全備重量1430kg)
    エンジンはカ10(パルスジェット)1台およびRATO(離陸用補助の固体燃料ロケット)
    海面上で最高速度650km/h・航続時間は45分です。
    爆弾は100kgもしくは250kgを採用する予定でしたが、未定のまま終りました。


    機体設計者は東大航研の小川太一郎博士&谷一郎博士等
    機体は川西(当時第二軍需工廠と呼んだ)が試作しました。
    機体の材料は木材と鋼が主体です。
    設計案には3種類ありましたが、実際にどの案が製作されたかは不明です。
    エラガバルスさんが紹介している『http://home2.highway.ne.jp/tabasa/plane37.htm』は第一案です。



    エンジン設計者は東大航研所長の中西不二夫博士
    エンジン1号機は昭和20年6月に完成し、第一技術廠小田原疎開工場と松本の陸軍疎開研究所で開発運転試験を行ないました。
    開発運転試験中に終戦となっています。



    出典は『航空技術の全貌(上),昭和28年8月10日発行,興洋社』のp258〜262&485〜488です。
    ろく

  6. と、いうことは特攻機ですか?
    築城2000

  7. ↑完全な特攻機です。実際V1飛行爆弾にコクピットがついたようなものと思えば
    当たらずとも遠からじの機体ですので<梅花
    大塚好古

  8. みなさんありがとうございました!
    築城2000


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