QQCCMMVVGGTT
1553 一式陸上攻撃機にはなぜ電信員が2名(前方・後方)必要なのですか?
また機関士席というのは、きちんとした座席があったのでしょうか?
Pet

  1. 全員分の座席はあります。
    空三号無線機を操作するのが一人と後の一人は方位測定装置等を操作していたのではないかと思いますが、見れば良いとは思うものの、実機の取説、教範等を当たる気力体力が現在ございません。いつか見ますので気長にお待ちを・・・。
    BUN

  2. ん? 逆じゃないですか? 後方が空三号、前の方が空四号帰投方位測定機でここが丁度ループアンテナの真下です。


  3. 「あとのひとりが」と読んで戴きたく思います。空三号のオペレーターがやはり「主」だと思いますので。
    BUN

  4. 失礼いたしました。
    初期の九六陸攻の5名搭乗から、一式・九六式後期の7名搭乗への移行は、防御火力の増強に基づくものなのであって、電信2名態勢はそのための員数合わせと思います。どちらかの電信員が尾部20ミリ要員のような気がします。




  5. ご意見ありがとうございます。
    なるほど電信員2名はそういった意味合いもあるのですね。だから結局は搭乗員
    不足(?)で5名のクルーになんたんですかね。
    Pet

  6. やっと実機の取説を読んだけれど、あれはやはり「忙しいから」が正解みたいですよ。空三号と空四号の切り換えやら何やら、ここぞと言う時に仕事が多いようです。私は「忙しい」が結論。
    BUN

  7. うーん、それだと同じく方探も搭載している、九六陸攻二一型が5人乗りなのは、どういうことと思えばいいのでしょうか。


  8. 九六式の開発構想立案時と一式の開発構想立案時では無線装備の要求水準と運用計画が違うからではないでしょうか。座席数というのは計画の当初に決定しますので、装備の充実があっても座席数は必ずしもそれに応じて増えませんので、こうなったのではないかなぁ・・・と。
    BUN

  9. ああ、九六式二一型は、一一型水準のまま無理して使っていたということですか。その可能性も心得ておくことにします。
    試みに戦記本の類いをひもといて見たら、多分空四号担当と思われる電信員が尾部まで行って二〇ミリを撃っている記述がありました。(この辺はそれこそ色々あるのでしょう。あくまで雰囲気の参考用です。)爆撃進路に進入中も編隊内通信は行われているようでもあり、確かに忙しそうです。


  10. 記憶が定かではありませんし、実家に現物があるので確認はできませんが、
    須藤朔「マレー沖海戦」だかなにかに、主・副両電信員で待ち受け電波を
    分けていたような記述はありませんか。あるとすれば、元々の質問に対す
    る答にはならなかもしれませんが、主副電信員の分掌の例にはなると思い
    ます。

    また、

    >機関士

    厳密には、このような文脈において、旧海軍ではこういう言い方はしない
    はずですので。

    今泉 淳

  11. 「マレー沖海戦」ですか。今度探してみます。

    機関士というのはご指摘の通り、正確には搭乗整備員ですね。
    Pet


Back