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アメリカの麻薬取締局の保有している農業機には武装できるタイプのがあると本に書いてありましたが、こういったものはコロンビアのような麻薬生産国で作戦に使用するんでしょうか? 豆腐ヨーカン |
- 米国内に麻薬を持ち込む密輸業者は時として武装している事があるので、それらに対抗するためではないかと思うのですが。ある国の司法機関が他国の領土内で活動すること、まして武装作戦を行うことは原則としてあり得ないと思います。「アメリカでは麻薬が禁止されているから、麻薬の出元たるコロンビアを叩く」という論理は、「わが国では飲酒と偶像崇拝を禁止しているから」と他国で破壊活動を行うイスラム原理主義過激派のテロリストと同じになってしませんか?
ささき
- 本来は、ささきさんの言われるとおりのはずなのですが、
パナマの指導者ノリエガ将軍は、米軍の支援を受けた、米国麻薬
取締局に逮捕されています。
コロンビアにも米国グリーンベレーが派遣されており、パトロール
情報を米国大使館の麻薬取締局に「報告」しているとのことです。
一方、英国SASの隊員も現地の警察を訓練するために派遣され
ているのですが、実際にはSAS隊員は「麻薬基地掃討」にも参加
しているという事例が、隊員の手記に出ていました。
英国がやってるいることを、より中南米を「米国の裏庭視」
する米国がやらない保証もないような気もします。
英国のように「現地警察の訓練、支援。」という名目も利用
できるでしょうし、「経済援助の停止」というカード
を利用して現地政府に各種活動を認めさせることも可能な
ような気がします。
南米あたりでは、社会主義国や米国を含む政府や、情報機関が、
麻薬取引に係わっていることもあるらしく、単なる犯罪取締り
でなく、諜報や特殊作戦という面もあり、事態は複雑なようですね。
前記ノリエガ将軍は、米国情報機関の手先として重宝されている
時期は、麻薬の方は「黙認」されていたような説もあるようです。
深い、闇の世界ですね。
SAW
- →2。そういえば、トム・クランシーがそんな小説を書いていたような……
……航空機から大きく逸れてしまいましたが。
豆腐ヨーカン
- >3
「今、そこにある危機」ですね。実際、あーゆーことはやってそうです。
ツカドン
- 手元の航空機年鑑(酣燈社・2000年度版)をさがして見たのですが、
以下の機体で間違い無いでしょうか。
エアーズ スラッシュS2R(ターボスラッシュ)
2人乗り 麻薬取締局が19機採用と説明文に記述がありますのでこれかと。
武装できるとの記述は特にありません、乗員が武装できる可能性は大ですが。
ooi
- >5.機名はそのとおりだと思います。巻数は忘れてしまいましたが、ワールドエアクラフトとかいうデアゴスティーニから出ているやつです。エンジン等の詳細は忘れましたが、武装として機銃やロケット弾の装備ができ、装甲を施しているはずです。あと、拡声器や農薬の空中散布(これは農業機に関しては一般的な装備らしい)ができるはずです。
農業機という比較的、無名な存在なのに対ゲリラ戦機(COIN機)なみに武装が施せるためによく印象に残っています。
バックナンバーがあればもっと詳しく言えるのですが、これはなかなかバックナンバーが見当たらないから辛いです。民間機なんかも扱っていて、頁も値段も手ごろなんですが……。
豆腐ヨーカン
- 農業機と言うからには農薬散布が出来ないとなりません(てぇか、農業機では
他にほとんど使い道が無いので)その為専用のタンクを機体に装備しています。
それと低空で行動するのに適した構造になっている訳で、そこら辺はCOIN
機に要求される仕様と同じものがあります。
まぁ、簡単な武装なら農業機じゃなくてもそれこそ単発のレシプロ機で搭載量
に余裕があるなら施す事はそんなに難しい事ではないと思いますけど。
で、アメリカの麻薬取締局が国外での作戦に使用しているかどうかは不明です
が、こういう機体で国内でのパトロールを行なっている事は十分考えられると
思います、アメリカ広いんだし。
ooi
- >6. ベトナム戦争ではプッシュ/プル双発のセスナ・スカイマスターに目標指示用の白燐ロケット弾を積み、偵察/観測/指示に使っていましたね。装甲を張っていたかどうかは知りませんが。
ささき