QQCCMMVVGGTT
1870 以前、『軍事情報』にイランがF−5をベースにした攻撃機を開発している、というのを読んだ事があります。考えてみれば、ミラージュIIIというのがクフィルやチータを生み出したり、F−16をベースに台湾や日本が独自の戦闘機を作ったりしているのに、F−5は(近代化改修は別として)発展型というのを見た事がありません。上記のイランぐらいしか無いように思います。どうしてなのでしょうか?
豆腐ヨーカン

  1. F-5の発展型ってF-20じゃないでしょうか。
    taka

  2. どうして?と問われれば、安価が売りの F-5 にわざわざ大枚かけて発展型を作る意味がないからでしょう。せっかく作った F-20 も性能は悪くなかったようですが、輸出では F-16 に完敗し販売数ゼロです。一方ノースロップでは F-5 の経験をベースに YF-17 を作りこれが FA-18 に発展していますので、強いて言えばこれが F-5 の血(薄いですが)を引く発展型と言えるのではないでしょうか。
    ささき

  3. 用途的に見た場合、F-16をF-5の後継機/代替機として位置付けることができます。
    従って、一般的にはF-5の発展型をわざわざ開発しなくてもF-16を買えば事足ります。
    独自の発展型が誕生するのには何らかの特殊な事情があります。

    クフィルやチータの誕生には武器輸出制限が影響していますがイランの場合も同じです。
    代替機が欲しければ自国で何とかするしかありません。

    台湾の場合はF-5→F-16と移行したかったのですが、アメリカが中国との関係を考慮した結果、
    台湾へのF-16輸出は行わないと決定したため独自開発に至ったわけです。
    (とはいってもGD社も設計に参与していますから実質は共同開発)

    日本の場合はF-16では満足できないので独自開発を計画し、最終的に共同開発になったわけです。

    PT

  4. F-5最終型といえるE/Fは初期のA/Bに比べ、十分発展型と言えるのではないでしょうか?
    JK

  5. 80年代になって開発途上国が先進国並みの新型戦闘機を導入する傾向が出てきたことも関係していると思います。それまで、途上国の戦闘機としては、F5のような軽量安価が売り物のタイプを購入したり、先進国の中古を譲り受けるというのが主流だったが、各地で途上国同士の戦争により高度な武器が使われるようになってきたこともあり、多少高価であることは承知の上で、F16やミラージュ2000などの最新鋭機が途上国に引き渡されるケースが見られるようになりました。
    80年代初め、F5Eの後釜として途上国への輸出専用機として開発されたF20やF16−J79が途上国から全く見向きもされなかったことは、このような傾向を物語っています。
    一時のイスラエルのように政治的事情等により最新鋭機の導入が困難な国が、その代替手段として、従来から使用していた機体をベースとして改良を加えたものに頼らざるを得ないわけだが、中国でミグ19が開発国のソ連以上に大量生産され、独自の発展型が見られるのも、こうした例の一つ。中ソ間の国交悪化がもう少し遅ければ、中国はより新型のミグ21の量産に成功し、ミグ19は少数に止まっていたかもしれない。
    アリエフ

  6. 安価な機体(F―5)の発展型(F―20)を開発しているうちに新世代機(F―16)が大量生産され安くなってしまったことが原因かと。

    もともとF―5はアメリカ軍用ではなく海外供与用で自国で同クラスまたはそれ以上の機体を単独開発できる国(フランスなど)は欲しがらないわけです。逆に欲しがる国は自国で戦闘機の開発ができない国です。ライセンス生産できる国も世界では限られていますからよほどの理由(輸出制限など)がないと発展型といえどそう簡単に開発できないはずです。Mig―21を発展させた中国のような国がアメリカの近くにいれば変わってたかもしれません。

    アメリカはF―5を発展させたF―17を更にF/Aー18に発展させましたがF―5に比べて高価になってます。しかたなく別系統であるF―16等を輸入した国もあるはずです(それでもFー5よりはるかに高価!でも高性能)。
    ゆゆゆ

  7. 90年代以降は「中古のF-16」って言うのが市場の一角を占めていますね。
    (N)

  8. 結局、正当な発展型たるF-5G=F-20がきちんと開発された。が、諸般の事情から採用されなかったというだけです。又質問者が近代化改修型と片づけてるシンガポールのF-5S/Tや台湾のF-5EーSX計画だって、戦闘力という点では別の機といって差し支えないと思うが。チータも結局ミラージュの改修型に過ぎないよ。
    anhbeo


Back