カウリングを外した機体写真からの両者の識別は困難です。もし五二型の搭載発動機の解明が目的でしたら、近々発表しますので参考になるかもしれません。
ＢＵＮ

『ＺＥＲＯ／米軍がとらえた日本陸海軍機』９５ページに、鮮明な栄三一甲型の写真があります。銘板と識別用の『甲』の文字以外、事実上栄二一型と見分けがつきません。
片

回答、ありがとうございます。
実は友人から昭和１９年サイパンで米軍に捕獲され、「コパヒー」で輸送された零戦に栄３１型甲の
エンジンが装備されていたという話を聞きまして、世傑などの写真を見ているのですが、栄２１型と
の違いがわからなくて惱んでます。

　片さん、『ＺＥＲＯ／……』はどこの出版社でしょうか？教えていただけませんでしょうか？
源五郎

スミソニアンの零戦が搭載している栄三一甲型は本来装備されていたものではなく、同時に捕獲された予備用の栄三一甲型を換装したものです。
ＢＵＮ

＞「ZERO〜」
KKベストセラーズ ISBN-584-17080-0 C0020 \2800E
です。
きん

↑４．　エンジンの換装があったんですか、知りませんでした。友人からは、米軍の報告書（？）に載ってるとか聞いたような気がしたんですが。

　５．きんさん、さっそくその本を見つけて眺めることにします。
ありがとうございました。
源五郎

↑この経緯は日本語で読めます。航空ファンの７７年３月号、４月号にロバート・Ｃ・ミケシの「スミソニアンの零戦」が上下に分かれて載っています。２月号にはミケシの記事で終戦時バーンズで運ばれた日本機のリストと解説、一月号にはサイパン鹵獲零戦の写真も掲載されています。
古い号ですが、意外と見つかります。私は発売と同時に買った「父から譲り受けました。」
面白いのは日本機に対して造詣が深いミケシがこの時点では零戦の中島、三菱製機を判別できないこと等がその後の著書を読むのに参考になることです。
また、苦労してこの号を探す者には天の恵みがあり、「烈風取扱説明書」がこれらの号の後の方に連載されていることもお知らせしておきます。
ＢＵＮ