関連ですが、
デルタ翼も後退翼の一種と考えて差し支えないでしょうか？
勝井

　主翼の翼弦（翼平面形を進行方向に沿って切った線分）の前縁から25％の点を結んでできる線が進行方向に垂直な線（要するに左右真直ぐ）よりも後ろに下がっていっているのが後退翼です。
　デルタ翼もテーパーの極端にきつい後退翼だと解釈できます。

（ゴミ）
　最近X-29だのS-37なるヒコーキが「前進翼で驚異的な機動性を得てるんだよ〜ん」とか宣伝されておりますが、そんなことは日本人が九七戦でとっくに実戦投入した技術であることを忘れてはなりません。
Schump

Schumpさんの回答の補足となりますが、航空工学の分野では後退角として、翼弦の前縁側25％線であるΛｃ/4の他にも、前縁の後退角をΛLE、またテーパー翼の後退角はしばしば翼弦50％線を採りΛｃ/2などとして定義する場合があります。　大まかに言って、Λｃ/4は亜音速／遷音速の領域で重要視されるのに比し、ΛLEは超音速領域で造波抵抗を軽減する為重要になる数値です。（みなと）

みなと