QQCCMMVVGGTT
1908 結構有名な話だと思いますが、旧ソ連は70年代に人類初の本物の「宇宙巡洋艦」を国防省の計画で建造していたそうですね。と云っても実態は偵察用有人宇宙ステーションに迎撃用速射砲をつけたもの等だそうですが。この速射砲なのですが、宇宙空間で使えば反動で船が地球軌道上から遠ざかるなどの事態を招くと思うのですが、実射時にはどういった対処がとられたと考えられるでしょうか。
リファレンスはこちらです。
http://www2b.biglobe.ne.jp/~sentan/papers/kohta/ussr05.htm
http://www2b.biglobe.ne.jp/~sentan/papers/kohta/zvezda.htm
http://www.friends-partners.org/mwade/craft/almaz.htm

質問者

  1. このホームページで、「宇宙戦艦」として手動の23mm砲をつけたものが紹介されていましたが、23mm機銃であればソ連軍戦闘機の標準的な装備です。宇宙船アルマズの場合、どの方向に向かって撃つのか、使用に際しての条件はどうなっているのか、この記事だけではわかりませんが、地球軌道上を秒速10キロ程度の速度で進行している宇宙船から、進行方向に対し垂直方向にこの程度の機銃を撃った反動で軌道が大きくずれるというならば、ベトナム戦でAC130がせいぜい時速数百キロ程度の速度で105mm砲を撃ったとき、同様にその反動で数10m位横にずれたり、操縦不可能な状態に陥ってしまうのではないでしょうか。大気中で反動による横すべり防止のため空気抵抗を利用するとしても、たいして手助けにはならいと思いますし。
    なお、宇宙空間用の23mm砲が特殊な構造になっていて、機銃弾が飛び出ると同時に機銃弾を押し出すガスの排気が逆方向に噴出され、宇宙船にかかる力がかなり相殺されていることも考えられるのですが。ゴルゴ13の「軌道上狙撃」のように。
    アリエフ

  2. ところで、スペースシャトルなど地球周回軌道上にあるものが無重力状態になるのは自然落下し続けているからであり、秒速10キロという高速で回っているから地球上空を1周しても、ほぼ同じ高度に戻ってくることができると言う。それならば、成層圏から真下に自然落下するアルマズ(重量はジェット戦闘機並みか?)を考え、その中から真横に23ミリ機銃を撃った場合、その反動でどれくらい横にずれるか考えてみれば良いのではないか。どなたか、計算してみてください(空気抵抗や風は無視して)。
    アリエフ

  3. 宇宙空間ですから反動はすべて機体への加速度として積算されていきますが、姿勢制御・軌道変更用アポジモーターを動員すれば、十分に相殺できるでしょう。
    むろん燃料との兼ね合いにはなりますが、もともと軌道上兵器として運用するならば、当然軌道変更能力についてはかなり重視した設計をするものと考えられます。

    tac

  4. とりあえずツッコムと、衛星軌道速度は8km/s以下になります。
    10km/sでは第二宇宙速度(地球脱出速度)に近いです。
    便利少尉

  5. >姿勢制御・軌道変更用アポジモーター
    軽い突っ込みです。アポジモーターは衛星を周回軌道に投入するときとかに
    使う大出力パルス的作動のスラスタを指し、姿勢制御や軌道修正に使われる
    ことは少ないと思われます(特に姿勢制御に使うにはパワーがデカ過ぎです)
    一般的なスラスタという単語を使った方が間違いがないです。
    taka

  6. 読んでみました。読むまでは、コロナ衛星破壊でも狙ったのかいなと想像しました。でも読んでみると、アポロに攻撃された場合に備えた自衛装備と書いてあるじゃないですか。原著者の方、少し壊れていませんか?
    衛星同士で有視界照準で射撃で破壊するとなると、同高度で同じ方向の軌道に乗せる必要がありますね。有人のステーションだと10トンとかありますが、これを軌道変更してキラー衛星にできるでしょうか?
    実射時の影響は、本文中にも大きな振動と書いてありますが、撃って撃てないことはないと思います。軌道の変動も修正可能でしょう。
    もしかして、これはアポロ計画妨害用? 地球軌道にいる内に撃ち落とすか、帰ってきたところを撃ち落とす!
    Morioka


Back