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1953 北海道の、バルカン砲誤射(誤作動?)事件で思い出したのですが、10数年前
広島の山間部で訓練中だった米軍戦闘機がミサイル(確かスパロー)を落としま
したが、あの時は確か、地面に突き刺さった状態で発見されたと記憶しています。
で、低空飛行中だったとは言え、300m以上も落下したはずなんですが、爆発
しなかったのは、たまたま運が良かったのでしょうか、それともミサイルという
物はしかるべき手順を踏んで発射しなければ数百m落下するほどの衝撃を受けても
爆発しないくらい信頼性(安全性?)が高い物なのでしょうか?
変な質問ですみませんが、当時ローカルニュースで見てから、ずっと引っかかって
いる疑問なんです。よろしくお願いします。
ろーえん

  1. 炸薬や推進薬に使われる火薬というのは比較的安定した物質であり、衝撃を与えても爆発しません。モデルガンのキャップ火薬などは叩いただけで発火しますが、衝撃発火する火薬はむしろ特殊であり信管や雷管に使われるものです。
    空対空ミサイルの場合は電気信管を備えており、衝撃によって発火する信管のような部品は使われていなかったと思います。ミサイル内部には何重かの安全装置があって事故爆発を防止しており、訓練時は原則として発火系回路を切断してある(手動操作の安全スイッチを入れてある)そうです。
    ささき

  2. ご丁寧な回答、ありがとうございます。大変勉強になりました。
    質問者

  3. ちょっとテーマからそれますが,火薬について一言。
    火薬は大別すると,爆薬と推進薬に別けられるそうです。

    爆薬は身近なものですと,モデルガンのキャップやかんしゃく玉などがそうです。
    最近はあまり聞かれなくなりましたが,以前はかんしゃく玉の火薬をほぐして
    ビンに入れてつついていたら爆発した。とかほぐした火薬をビンなどに入れて
    持ち歩いているうちに,転んで爆発した。などという報道がありました。
    これらは,すべて爆薬に属するもので,衝撃で爆発します。衝撃で爆発できるから
    玩具のかんしゃく玉なのです。

    これに対して推進薬というと,固体ロケットモーターなどの火薬を想像しますが,
    広義には銃器類の薬莢に入っている火薬は,推進薬です。
    すなわち,珪藻土などを練りこむことによって,爆薬より燃焼速度を緩めています。また薬莢に入っている火薬はペレット状になっているのも,燃焼速度を緩める
    工夫と言われています。

    朝鮮戦争の時,米軍の銃器に腔発事故が多発したそうですが,これは低温の影響
    でこのペレットが凍結し,燃焼速度が上がってしまい,銃弾を押し出す推進薬で
    なく,爆薬に変化してしまったことによると言われております。

    ナウシカがオウムの脱皮した抜け殻の透明な目の部分を切り離すとき,銃器の薬莢からパウダーをこぼし,それに点火して切り離したのは,ちょっと・・・という
    気がしました。

    失礼しました。
    まさ

  4. MIL-STDのミサイルの安全性試験では、10m (厳密には30ftだっけか?)以上の高さ
    からコンクリートに向けて自由落下させても、起爆しない事 (さすがに機能不全を
    起こさないことまでは書いていない) が記述されとります。

    銃撃感度に関しては、Cal.50が直撃しても起爆しない (燃えるのは△だけどおっけ
    ー) となっとります。
    sorya

  5. >朝鮮戦争の時,米軍の銃器に腔発事故が多発したそうですが,これは低温の影響
    >でこのペレットが凍結し,燃焼速度が上がってしまい,銃弾を押し出す推進薬で
    >なく,爆薬に変化してしまったことによると言われております。

    というか、温度低下により火薬がもろくなり、輸送振動で粉々になった結果、燃焼速度が増したというところでしょう。
    (燃焼速度は、低温で遅くなるし、凍結することが燃焼速度を上げる要因にはならないのでは?)


    ユロ


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