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1966 ハヤブサの新キットが出たのでお聞きしますが、1型のスライド風防の後部部分にはフレームのあるのと無いのがあります。型式コードに特別、派生型表記も無いようだし、前期、後期生産の区別も無いようですが、これは内部から支えているフレームでしょうか。外に出ているフレームでしょうか。風防自体はどちらも同じ外観の設計だったのでしょうか。今ではポリカーボネートなどが材料として使われていますが、この当時の日本ではどんな材料が使われていたのでしょう。
ファルコン

  1. 当時のキャノピーの材質は今でいうところのアクリルです。プレキシガラスとか、有機ガラスとか書かれています。歪みなく成形するのが難しかったらしく、ウィンドシールドは大抵の機体では普通のガラスですが、中島のKi-43,Ki-44はアクリルのようです。当時の日本では、アクリルの曲面成形技術は中島が抜きンでていたようですね。(外注メーカーの技術でしょうが)
     Ki-43-1の天蓋後部の、前後を通す上部2本のフレームはアクリル部の枠ではなく、ただのパイプが内側を通っている構造です。見え難い場合がありますが、ないものはなく、量産の1型としては1種類だけです。ニュージーランドの現存機は鹵獲される前に現地補修されたため表面にフレームが露出していますが、(割れたアクリルの交換部品がなかったためでしょう)ノンオリジナルです。
    FJ1

  2. そもそも「キー43−I一式戦闘機一型」という名称自体存在しないのだから、陸軍というのは型式については極めて大雑把だったと言えるでしょう。
    BUN

  3. ありがとうございました。写真で見るとかなり細いようなので10mm程度のパイプだったのでしょうか。これに防錆塗装か無塗装銀と解釈してよいのでしょうか。
    ファルコン

  4. そうでした。無印”キ43”の次はいきなり”キ43II”になるのでしたっけ。
    ”キ43I”は、試作時代、格闘性能がキ27に劣り採用の望みが薄れた時の、キ27を軽量化した代案の中島内での呼称、と一部の資料にありました。
    FJ1

  5. そのパイプは多分鋼管ですから、防眩を配慮するまでもなく銀や青竹色ではなかったと思います。
    FJ1


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