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2025 B36の開発にあたり、膨大な経費が必要なため空軍と海軍で予算の取り合いを行ったようです。海軍は例えB36であっても、F4Uコルセアで撃墜できると述べたようですが、例えば日本軍がP51・P47、F4U・F6Fを持っていれば、1万メートルで飛行するB29を撃墜することが出来たのでしょうか?また他に撃墜可能なレシプロ戦闘機は存在したのでしょうか(試作機を除く)?
sn3349

  1. 零戦でB-29の高高度偵察仕様であるF-13を撃墜してます
    先回りする事が出来たら大抵の戦闘機で撃墜する事は可能でしょうし
    事実本土防空戦に参加した殆どの機種がB-29の撃墜を果たしてます

    爆撃機の迎撃とは限られた時間内にどれだけ多くの戦闘機をぶつける事が出来るかであり
    (もっと言うならどらだけ多くの威力ある弾丸を当てられるか)
    それが戦闘機の性能や数量、そして迎撃管制等の誘導システムよって果たされるのです
    戦闘機の性能はは迎撃成功に必要な条件の一つでは有りますが
    それは零戦や隼でも充分に果たす事の出来る程度のハードルでしか有りません
    当然ですが、質問にあるような高性能戦闘機を持ってすれば全然問題にはならないでしょう
    問題は数量と誘導のほうで、それが充分に無い場合は戦果は得にくくなるでしょう

    SUDO

  2. 回答ありがとうございます。すいません。質問の仕方が悪かったようです。つまり物理的に攻撃出来るのではなく、編隊を組んで組織的に何度も攻撃をかけて撃墜できるかということです。個人的には排気タービンを持つP47ぐらいかなと思っておりますが・・・。また教えてくださいね。
    sn3349

  3. >2
    同じ事です
    本土防空戦での日本軍迎撃機は殆どの場合編隊を組んで
    それなりの統制と戦術をもって襲撃を敢行しています

    また反復攻撃はコンディションのよい疾風なんかでは出来たようです
    恐らく最高速度が650近く、航続力の余裕のある戦闘機なら2度の襲撃は可能でしょう
    3度目になるとたぶん帰って来れないかと(まあ飛行場の位置次第ですが)

    SUDO

  4. 質問者は排気タービンを高く評価しているようですが、
    二段過給器付のエンジンを装備したP-51・F4U・F6Fも、
    高高度性能においてP-47に極端に劣る飛行機ではありません。
    P-51はやや出力の小さいエンジンを積んでいますが、
    優れた空力設計でコンパクトにまとめられたこの戦闘機は
    ちょっと侮れない存在です。

    どんべ

  5. またまたご回答ありがとうございます。どうもちょっと質問の書き方が悪いのですね。つまり個々の戦いではなく、機数の問題もありますがP51などがあればB29の日本本土爆撃は阻止できたのでしょうか?また、表現を変えればP51などの高空性能はどうでしょうか?私見ですが、まともに1万メートル以上で戦闘可能なレシプロ戦闘機はTa152H程度だと思いますが・・・。またまた教えてくださいね。(本当は日本機が大好きです)
    sn3349

  6. 日本の防空戦そのものについての認識の問題でしょう。
    結論から言えばP-51があろうとP-47があろうとB-29の本土空襲は阻止できません。疾風や零戦の代わりに配備されたこれらの機体は全て比島と沖縄の決戦に投入されるからです。日本の防空戦を小規模なものに終わらせた最大の原因がこの航空決戦への兵力投入にあります。爆装B-29は一万mを飛行できないとか、日本機でも高々度邀撃は可能であった等、個々の事実もありますが、「陸海軍を通じて本土防空戦は終戦まで遂に全力で発動されなかった」という作戦レベルでの事実が本土防空戦不振の背景にあるのです。
    BUN

  7. >5
    過去ログを見ていただければ判ると思うのですが

    B-29は高度1万ではなく概ね8000強で来てます
    ちなみに、この高高度攻撃は初期で中期以降は中高度低高度の爆撃が主体でした
    そして、そのB-29よりも高い高度を飛べるF-13でも先回りした零戦に落とされてます
    (つまり言い換えるなら零戦で1万近くでも戦闘できます、性能余裕は少ないですが)

    さて、P-51があっても何も変りません
    確かにP-47やP-51は1万m近くの高度でも650km/hぐらいが緊急出力で出せると思いますが
    爆撃機の追跡ではそんな出力使ったら先回りする前にエンジン壊れます(時間制限がある)
    よって、現実的な追跡速度は好調の疾風・雷電・飛燕と極端な違いは無いでしょう
    つまり攻撃できる回数は同じような物です
    武装が12.7mmなのでB-29に有効打撃を与える可能性が低くなるかもしれません
    よって、支援体制や数量が史実の日本軍と同等だった場合、結果は大差無いでしょう
    P-51の貧弱極まりない上昇性能からすると
    迎撃高度に上がった頃にはB-29は彼方に去ってる可能性も高く
    もしかすると戦果は減るかもしれません

    つまり、B-29の迎撃戦における戦闘機の性能なんぞ、他の要素要因を覆せるほどの物ではないのです
    最初に述べたように、最終的に爆撃機に多数の銃弾を浴びせる事が全てなのです
    戦闘機の数量以上の命中弾は無く
    戦闘機が会敵する確率は性能よりも誘導と数量がモノを言い
    戦闘機の性能は多少の遭遇確率にのみ影響し
    遭遇後の命中弾数は多少の性能と、何よりも装備する武器の威力です

    P-51やP-47は優秀な戦闘機ですが
    その性能の違いは大戦末期の日本軍より多少良い程度であり(爆撃機追跡という観点で見た場合)
    そして残念ながら火力は劣ります(対戦闘機戦とは別の意味で)
    つまり差し引きして殆ど何も変らないのです

    足りないのは性能では無いのです
    そして、連合軍機の側が多少はマシに思える高高度性能差も
    そこに上がるまでの時間を加味すると果たして勝るのかどうか妖しい物ですし
    さらには、その高高度性能が重要な時期は短期間であり、中高度に主体は移ってしまったのです

    何が足りなかったのかは過去ログを見てご自身で考えてください
    SUDO

  8. いろいろありがとうございます。実は自分なりに回答を持っていたのですが、それが証明された感じです。確かに個々の戦闘機のレベルの問題ではないでしょう。ただ興味があったのは、あれほど日本機を悩ましたB29も、朝鮮戦争ではMig15に結構撃墜されているのは、やはり時の流れでしょうか?(戦術的爆撃に使われたため、高度が低かったかもしれませんが)。と言うことで、またよろしくお願いします。
    sn3349

  9. 質問された方は
    1.B-29の来襲高度
    2.各種邀撃機の実際の邀撃能力
    3.防空作戦の規模
    4.朝鮮戦争でのB-29の被害
    といった面についてイメージではなくその実態を調査されては如何でしょうか。

    BUN

  10.  朝鮮戦争で戦闘によって失われたB29の数は、総数でも、ソーティ当たりの数でも、対日戦のそれに比べかなり少ないですよ。
    tackow

  11. B−29は、高々度で来てた初期の頃の方が損失率が高くて(確か5%前後)、低高度夜間攻撃やPー51Dの護衛付きの昼間中高度爆撃になって、損失率が1%以下にまで減少したのではなかったでしょうか。
    NX

  12. それは来襲高度やP-51の護衛開始よりも日本側の邀撃の密度が低下したのが最大の要因です。ちなみにB29爆撃部隊が最大の損害を蒙ったのは二十年五月です。
    BUN


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