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2125 日本では陸海軍がそれぞれ別々に高いライセンス料を払ってまでDB-601を国産化したのに、キ-60/61と彗星以外にはこのエンジンを搭載した実戦機を本気で開発しようとしていたように見えません。DB-601に対する期待の高さからすれば、大戦中に海軍が誉一辺倒になったようにDB-601一辺倒になっていても不思議ではないのですが、そうならなかったのは何故でしょうか。日本では大馬力液冷エンジンを軍用機の主力エンジンとするには、まだ工業力が伴っていないというような冷静な判断が当時なされでもしたのでしょうか?
Sampon

  1. DB600系発動機を採用した機体が少ない理由はその馬力にあります。1000馬力の壁を空冷発動機で無理なく破ることができるようになると液冷大馬力発動機としてのDB600系の魅力は褪せてしまい、搭載の可能性があった機種でも構想段階で発動機候補から落ちています。
    BUN

  2. アツタは出力的にはほぼ金星級のエンジンです。
    昭和14年頃に於いてすでに第一線機への要求はそれ以上に高馬力のものを求める傾向に走っていました。海軍の場合、それはまず火星であり、ついで誉です。
    DB601系のアツタ20型が審査をパスした頃にはすでに誉の時代に突入してしまっていたのです。



  3. BUN様、片様、どうもありがとうございました。結局、値段に見合わない高い買い物をしてしまったということですか。
    Sampon

  4. ふとした疑問。
    DB601はともかく、昭和17年当時海軍ではDB600Gは何に使われていたのでしょうか。



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