QQCCMMVVGGTT
2407 戦闘機の機首機銃ですが、
プロペラとの同調を考慮すると
3枚ペラではプロペラ軸から120°毎、
4枚ペラではプロペラ軸から90°毎に設置すると
同調が容易になり、大口径機銃を装備しやすくなると
思います。
ところが実際はそうではありません。
何か理由があると思います。、ご教示お願いいたします。
無頼庵

  1. つまり、例えば機首上部にまとめて配置したりするより、
    均等に配置した方が良いのでは、というご質問でしょうか?
    だったら、プロペラよりもエンジンスペースとの兼ね合いかと思いますが。
    均等配置したら、無駄に機首がデカくなりませんか?
    勝井

  2. >1
     スペースの都合だったら、機首周辺分散配置の方がいい場合もありますよ。九七戦、マスタングI/A-36、ポリカルポフI-182/185のように。
     むしろ集中装備のメリットは、点検パネルが共有できるとか弾倉を集中して同時に給弾できるといった面からくる整備性の良さにあると考えたほうがよさそうです。
    Schump

  3. 無頼庵がおっしゃっているのは、2門とか4門とか積んでいる機銃の発砲のタイミングを全て一時期に合わせて、弾丸が同時に発せられるということなのだと思うのですが、そのことによるメリットとはどのようなものなのでしょうか。同調装置が1個に集約出来るという以上のものがどうも思い浮かばなくって。申し訳ありません。


  4. 少し古いですが英軍CC式油圧同調装置(1917年)の図解を見ると、安全タイミングを発生するカムに対し左右銃それぞれの装備角に対応する位置に同調プランジャーが付いており、左右銃別々に同調を取っています。調整個所はカムの形状とプロペラとカムの遅延角(カムによる発射指示から実際に弾丸が出るまでの遅延)だけで、機銃装備位置と同調位置の関係はプランジャーの設置角によって固定可能なので、それを各銃別々にしても全銃一斉にしてもあまり手間は変わらないと思います。
    ささき

  5. 「画像掲示板」に模式図をアップしておきました。
    ささき

  6. 図を描きながら「二重反転の場合は前後ペラの進行方向が逆だから一律に遅延かけられないよなぁ」と思い、ふと気が付いて強風の図面を見たところ…なるほど!左右の機銃設置角ほぼ90度です。前後ペラの交差角を機銃装備角に合わせておいて、右側で重なったときに左銃、左側で重なったときに右銃を撃つわけですね。無頼案さん、「実際にそうである」例がありましたぜ!
    ささき


Back