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2471 映画や記録映画で、爆撃機の爆撃手?がスコープか何かを覗いて爆撃の照準をしていますが、航空機は高速で飛行していますので、爆弾は真下でなく、航空機と同じ速度で前方に移動して落下するはずです。照準機?はどのような仕組みになっているのでしょうか。
toku

  1. そうです、爆弾は前方に進みながら落ちます。
    よって、照準器は機体の高度と速度と爆弾の弾道特性に応じた見越し角度を取るようになっています。
    第二次大戦時の高級品ではジャイロ等を使って正確な見越し角度を取るようになっているようです。
    SUDO

  2. 便乗失礼します。前方に爆弾が飛んで行くから、見越し角度を取って投下するのはわかりますが、たとえばアフガニスタンでB−52が高度1万メートルなどから爆撃すれば、途中で風などの影響を受け、かなり爆弾が流されるとおもいます。このあたりはどうなんでしょうか?
    ウーフー

  3. >2
    ええ、第二次大戦において米軍は高性能なノルデン照準器で挑戦して失敗しました。
    現在でもこの点は大して変化してません。航空機の側がどれほど精密照準できても外的要因はどうしようもないですから・・・。
     もっとも爆弾の空力改善で多少は何とかなってるのかな?
    SUDO

  4.  爆弾の形状が相似関係にあるとして、爆弾の質量は長さの三乗に
    比例しますし、表面積は自乗になります。重ければ重いほど
    風の影響は受けにくくなる筈ですが・・・

     まあ、現在なら搭載機の運搬能力がWW2とは比較にならんですし、
    精密に攻撃しなきゃならん時にはためらわず誘導爆弾を使えますしで
    あまり問題になってないのではないでしょうか。

    ・・・うーむ、推測ばっかりだ。

    SADA

  5. SADAさん、今の爆弾は低抵抗型で細長いんですよ。
    だから側面面積は増えてるだろうし弾道に影響するのはそっちな訳でして・・・。

    SUDO

  6. なるほど。すると高空からの自由落下型爆弾は、風向きにもよりますが、面制圧の為の爆撃にしか使用できない、ということですか。ということは、アフガンで「高度1万メートルからのB52による爆撃」を行った場合、着弾面積は非常に大きなものになるんですね。
    ウーフー

  7.  昭和12年に出た「空襲」という本に、照準器のしくみを簡単に説明してますので、それを紹介しますと

     (前略)飛行機上に特殊の照準器が、潜水艦のペリスコープを逆にした様なものがあって、機体の下の方に突出して居る。其の対物鏡は、上下に角度を変る様に出来て居るから前下方の目標を遠くから照準することが出来るのである。(以下略)

     照準器そのものの考え方は、思ったよりも単純でしたが、目標に命中させるのは大変そうです(笑)。

     
    印度総督


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