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2538 僕の勉強不足なのかもしれませんが日本が作った震電のような操縦席がプロペラより前にある機体はどうして他の国にはなかったのでしょうか?
0918

  1. 一応あるには有ります。

    SUDO

  2. ドイツの「エンテ」、アメリカの「カーチスXP−55アセンダー」ですね。というか、私はこの三機しか知りません。
    富士

  3. あ、もしかして先尾翼機だけではなくて、推進式全部のことですか?だったらたくさんありますよね(Dh2とか)よく考えずに・・・すみません。
    富士

  4.  WW2前後だけに限って回答します。
     プロペラが後ろにある推進式(前にあるのは牽引式)の機体は、プロペラ後流をさえぎるものがないために推進効率が良いことから、「従来のレシプロ機の限界を超える(主に速度)性能」を得る意図で開発されるたものがほとんどです。
     しかし、「離着陸時の頭上げ姿勢でプロペラを地面にこすりやすい」「プロペラ後流によるエンジン冷却効果が期待できない」「脱出時にプロペラに巻き込まれる」等の欠点のせいで実用性に難があり、高出力エンジンの開発で牽引式機の性能を充分に確保できたとか、ジェットエンジンが投入できたといった事情で、無理して推進式の機体を作る必要がなくなった(あるいは開発を中止した)のです。
    Schump

  5. その他には、エンジンの放熱の問題があります。水冷式であれば、機体下面か側面にラジエターを配置することになりますが、空冷の場合インレットから十分なエアをとりこめるか問題が残ります。
    震電も量産されていれば、おそらくは熱問題に苦しめられたと思われます。
    fuji

  6. >5 液冷アリソン V-1710 で推進式にしたベル XFM-1 は地上ではラジエターに当たる風量が不足し、過熱が頻発して自力ではタキシングできなかったそうです。XP-55 はどうだったんだろう?図面を見る限りダメっぽいけど…。震電は過熱対策として吸出し式の強制空冷ファンを付けていました。満足なテストを行っていないので効いたかどうかは不明です。しかし震電と似た「空冷・推進式・強制空冷」のコンベア B-36 は試作段階で延々と過熱に苦しめられたようです。
    ささき

  7. なるほど分かりました。皆さんありがとうございます
    0918

  8. そもそも、ご先祖様のライト兄弟のフライアーがプッシャーですね。
    ウマシカオ

  9. WW2前後でしたら、スウェーデンのサーブJ21戦闘機が推進式プロペラで制式採用されてますね。ここの航空機データベースにも資料があるので一読されてはいかがでしょうか。
    とめ5号


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